【心 de 経営】『書話力』を高める 7104 聞き手の行動に結びつく話し方
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私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-700 「書話」とは何か? ビジネス表現力を身につける
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「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
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「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
■ 7714 聞き手の行動に結びつく話し方
納得していただくと共に、行動していただき、効果を発揮していただくという「話の目的」もあります。
われわれコンサルタント・士業は、提案した内容をクライアントさんが実行して、成果を上げてくれなければなりません。要は「行動していただく」ための話し方を身につけていなければなりません。
そのために、話し手である私の考えや信念や、何を目的とし、その目標は何かを話をすことによって、聞き手であるクライアントさんが、それを咀嚼してくれなければなりません。それには前項の「納得していただく」ということが不可欠です。その上で、実行のために自社に即した仕組みとして作り上げ、持続的に、自分達だけで実行できるようにしてもらいます。すなわち「自主的に行動をし、それを持続的にして、成果に結び付けられる仕組み(システム)創りを支援し、それが持続的に実行できるようにし、効率よく成果に結び付けるようにしていただけるようにします。
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トップや管理職だけではなく、一般社員までが積極的な行動を起こせるような話し方というのは、その企業の現状に即した仕組みと、その効果から、どの様な企業に変身できるのかをイメージできるようにしなければなりません。抽象的な内容に留まらず、理想的なあり方を、形として作り上げられるような内容でなければなりませんし、具体性と夢を語れなければなりません。(具体的な方策は、【あたりまえ経営のすすめ】シリーズ2「管理編」をご参照ください。)
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このようにビジネスの世界では、「納得していただき、行動していただく」という目的でのコミュニケーションが多く、しかも重要です。話をする目的というのはさまざまですので、それぞれに応じた話し方を私達は身につけておかなければなりません。
言うまでもなく、「行動していただく」、すなわちこちらが話した内容を相手が実行し、目的を達成していただくためには、「納得」が前提となります。誰しも、納得しなければ行動しないですし、納得がなければ「強制」となり、それでは、こちらが話したことを相手が実施することに、力も入らず、成果も思う様には出ないでしょう。
納得していただくためには、聞き手の「欲求」が何かを、正確に分析し、それを刺激することによって、その目的をできるようにすると良いでしょう。それには、あまり論理性や合理性にこだわらないほうがうまく行くことが多いです。
論理性を重視する人が聞き手である場合には、当然、理路整然とした話方をしていないと、理解も納得もしていただけません。しかし、多くの人は、理詰めの論調よりも、感性に訴えられる生々しい事実をぶつける方が、興味を持って耳を傾けてくれます。健康とか安全性、金銭や出世、事業繁栄など、また、幸福だとか、恋愛だとかの問題を、話し手が具体的に取り上げると良いでしょう。聞き手の愛社精神とか、同情心などに訴えかけるような話し方は、相手の納得を得やすく、それを行動に移してもらいやすいです。
「昔から論より証拠」と言われますが、実例をあれこれと紹介したり、統計や資料を示して、公に認められている機関や個人などの権威を活用するのも一つの方法です。
内容もさることながら、熱意とか情熱、自信を持った言い方や、それらを、経験に基づいた自信ある実例紹介なども重要です。
それに対して、弁解やら、個人攻撃的な態度は、マイナスのイメージを与えることに繋がりやすいです。これらは方法を変えて、聞き手の情緒に訴えるような話し方にしますと相手も納得し行動に結びつけやすいです。
日常活動を見ていますと、聞き手を行動に結び付けられるような話題は意外と多いものです。したがって、それらについて、日常から大いに注意を払い、情報を蓄積して、その利用法を研究して行きますと、目的を達成することにつながりやすいでしょう。
納得していただくと共に、行動していただき、効果を発揮していただくという「話の目的」もあります。
われわれコンサルタント・士業は、提案した内容をクライアントさんが実行して、成果を上げてくれなければなりません。要は「行動していただく」ための話し方を身につけていなければなりません。
そのために、話し手である私の考えや信念や、何を目的とし、その目標は何かを話をすことによって、聞き手であるクライアントさんが、それを咀嚼してくれなければなりません。それには前項の「納得していただく」ということが不可欠です。その上で、実行のために自社に即した仕組みとして作り上げ、持続的に、自分達だけで実行できるようにしてもらいます。すなわち「自主的に行動をし、それを持続的にして、成果に結び付けられる仕組み(システム)創りを支援し、それが持続的に実行できるようにし、効率よく成果に結び付けるようにしていただけるようにします。
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トップや管理職だけではなく、一般社員までが積極的な行動を起こせるような話し方というのは、その企業の現状に即した仕組みと、その効果から、どの様な企業に変身できるのかをイメージできるようにしなければなりません。抽象的な内容に留まらず、理想的なあり方を、形として作り上げられるような内容でなければなりませんし、具体性と夢を語れなければなりません。(具体的な方策は、【あたりまえ経営のすすめ】シリーズ2「管理編」をご参照ください。)
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このようにビジネスの世界では、「納得していただき、行動していただく」という目的でのコミュニケーションが多く、しかも重要です。話をする目的というのはさまざまですので、それぞれに応じた話し方を私達は身につけておかなければなりません。
言うまでもなく、「行動していただく」、すなわちこちらが話した内容を相手が実行し、目的を達成していただくためには、「納得」が前提となります。誰しも、納得しなければ行動しないですし、納得がなければ「強制」となり、それでは、こちらが話したことを相手が実施することに、力も入らず、成果も思う様には出ないでしょう。
納得していただくためには、聞き手の「欲求」が何かを、正確に分析し、それを刺激することによって、その目的をできるようにすると良いでしょう。それには、あまり論理性や合理性にこだわらないほうがうまく行くことが多いです。
論理性を重視する人が聞き手である場合には、当然、理路整然とした話方をしていないと、理解も納得もしていただけません。しかし、多くの人は、理詰めの論調よりも、感性に訴えられる生々しい事実をぶつける方が、興味を持って耳を傾けてくれます。健康とか安全性、金銭や出世、事業繁栄など、また、幸福だとか、恋愛だとかの問題を、話し手が具体的に取り上げると良いでしょう。聞き手の愛社精神とか、同情心などに訴えかけるような話し方は、相手の納得を得やすく、それを行動に移してもらいやすいです。
「昔から論より証拠」と言われますが、実例をあれこれと紹介したり、統計や資料を示して、公に認められている機関や個人などの権威を活用するのも一つの方法です。
内容もさることながら、熱意とか情熱、自信を持った言い方や、それらを、経験に基づいた自信ある実例紹介なども重要です。
それに対して、弁解やら、個人攻撃的な態度は、マイナスのイメージを与えることに繋がりやすいです。これらは方法を変えて、聞き手の情緒に訴えるような話し方にしますと相手も納得し行動に結びつけやすいです。
日常活動を見ていますと、聞き手を行動に結び付けられるような話題は意外と多いものです。したがって、それらについて、日常から大いに注意を払い、情報を蓄積して、その利用法を研究して行きますと、目的を達成することにつながりやすいでしょう。
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