日本1-2 UAE
審判が中東(カタール)の審判であったとしても、今回のような試合運びであれば
同じ組に入っているオーストラリアやサウジアラビアにも苦戦をすることは間違いが
ないでしょう。
これらの国以外にも、やはり中東のイラクも同組(B組)ですから、2位に入るには
もうひと試合も落とす事は出来ません。
前回のブラジルW杯では惨憺たる結果となっただけに、多少は進歩を遂げているのかと
期待をしていましたが、前大会での中心選手であった、香川、岡崎には身体のキレは
見られず、ACミランでは出場機会を失っている本田も、先制点を挙げるもやはり試合
に対する勘が戻っていない状況では、審判の采配云々ではなく実力不足としか言えない
試合でした。
対戦相手のUAEは、今回の日本戦に先立ちスペインなどでの強化合宿を組む一方で、
日本の主力メンバーの多くは、DF森重とMF大島以外は海外で試合をしてきた上での
招集ですからコンディション不足は否めないとしても、あのようなリズム感のない試合
運びでは守ってからのカウンターに翻弄されても致し方のない結果です。
慢心がそうさせたのか、または南ア大会からの大幅なメンバー交代がなされていない為
なのかは分かりませんが、今の日本代表ではスペインリーグ(リーガ・エスパリョーナ)
の下位チームと試合をしても勝てないでしょう。
主将のボランチ長谷部はともかくとして、余裕のない球回しからの速攻も、ほとんどが
相手DFに潰されていては、勝利が見えてこないのは当然です。
いかにブンデスやプレミアで活躍をしていても、「個の力」が突出していなければ、
W杯予選であっても苦労をします。
ハリルホリッジ監督はメンバーの選択ミスとも語ったようですが、日本代表としての
ユニフォームを着るからには、大会前に怪我などをしてもいけないと私は思います。
イレブンが揃ってこそW杯という戦いのピッチが設けられていることを、個々の選手
が理解をして次戦に挑んで欲しいものです。
【 プーさんの眼 】
この試合でのチャント「パモス(VAMOS)」は止めた方が良いでしょう。
負けていてもこの応援歌を歌うサポーターは(;^_^A
理解不可能な審判の判定には、会場全体がブーイングの声を出すべきなのに、相も
変わらずチャントを歌うサポーターは、本当にサッカーファンなのでしょうか?
スタジアム全体がバラバラでまとまりのないチャントは止めて、新たな日本式の
チャントを考えるべきと思いました。
サッカー後進国だから、欧州各国のチャントには及ばないかも知れませんが、伝統は
作っていかなければ、サポータの力も選手には伝わらないでしょう。
9月1日【Game121/73-47-1】
北海道日本ハムファイターズ 8-0 東北楽天ゴールデンイーグルス
【勝】増井(6-3-10)【負】美馬(8-7-0)
【本塁打】中田(21)(22)、レアード(31)
W杯ロシア大会の予選が始まったこの日、日ハムは西武、楽天に3連敗を喫し首位奪還も
夢物語と消滅の危機に、立ち上がったのは救援投手から先発に配置転換となった増井浩俊
投手でした。
ここまでの3試合は、SBとのつばぜり合いをしつつも、SBも抜け出すことが出来ずに首位
を奪ってもゲーム差は0.5差です。
引き分け数でSBが多いだけに、日ハムが2連勝しSBが2連敗をした時点で、首位は入れ替
わりますが、SBも抑え投手が前半戦のように活躍が出来ず四苦八苦の試合展開をしています。
日ハムにとっては、楽天戦は今年の対戦成績から見ても絶対有利と思えたのですが、先発
投手のバースは初回に大量失点をし、続く試合も久々にマウンドに立ったメンディが同じ轍を
踏む乱調ですから、いかにハム打線が頑張っても投壊であっさりと連敗をしてしまいました。
メンディに関しては寝違いからの約一か月ぶりの復帰試合でしたが、これまで鎌ヶ谷の登板は
1回2イングだけでした。
首の痛みとはいえ私としては納得の出来ない1軍復帰であり、楽天の強力打線からしてみたなら
まさに「鴨がネギを背負ってきた」ようなものです。
鎌ヶ谷の高橋投手コーチと田中2軍監督の眼力を疑う登板であったことは間違いないでしょう。
またたとえそうであっても、投手起用法には様々な問題が見られた、西武、楽天戦での3連敗で
あったのはファンの誰もが思ったことではないでしょうか。
背水の陣で挑んだ対楽天戦を救ったのは、ヒーローインタビューを受けた増井投手と、この日
2HRと活躍をした中田翔選手でした。
増井投手は前回登板で完投勝利で重要な試合をものにし、中田選手は久々の1試合2HRでした。
大谷翔平選手がこのところ大ブレーキとなっていて、打線も湿りがちでしたがHRのきっかけは
日ハムOBの張本氏だったようです。
「トップでバットが止まらずに動いている。だからミスショットも多い」との指摘があったと
聞いていますが、果たして今後もこの状況が続くかどうかは不明です。
残り試合でHRの量産とレアードのHR・KINGが決まるようであれば、再度首位に立つことも可能
でしょう。
敵陣の不幸を喜んではいけないのでしょうが、SBは中心打者の柳田選手は左手薬指の骨折で今季
は絶望のようですから、日ハムにとっては大いに追い風となります。
また近日中には連勝記録に貢献をした岡大海選手も戻ってきそうですから、先発投手に大谷翔平を
戻し投手陣を再整備をしたなら、意外に早くペナント優勝が見えて来るのではないでしょうか。
【 プーサンの眼 】
先発投手は大谷、有原、高梨、加藤、増井でまわすべきでしょう。
残り試合は少ないので、ファームで成績をあげている中村勝を1軍にあげる手もありますね。
大谷の投手としての復調は鳴るのかどうかは不安ですが、投手が抑えなければ試合になりません。
今後は打者としてよりも、投手での1勝を狙うべきです。
また前から言っていますが、このところ不調の賢介を休ませて、ベテラン飯山も使うべきです。
近藤の打力に期待をするなら、賢介を休ませ拳士を2塁に使う手もあるのではないでしょうか。
して