9月7日【Game125/74-48-3】
北海道日本ハムファイターズ 4-4 千葉ロッテマリーンズ
*延長12回、規定により引き分け
何とも言いようがありません。
大谷翔平がスライド登板をするとのことで2位・3位対決の札幌ドームには、多くの
ファンが押し寄せました。
しかし、大谷投手は初回に失点をするも、その裏には近藤、中田の連続2塁打で逆転を
してもらい、2回でお役御免とは多くのファンはがっかりしたのではないでしょうか。
先を見据えての登板とはいえ「単なる顔見世興行」には、驚くというよりも失望を
しました。
応援のテンションも下がりました。
2回で降板をさせる方針であれば、これはかって斉藤佑樹を登板させる「客寄せパンダ式」
試合の仕方であり、このようなファンを裏切る球団幹部と同意をした栗山監督には、
怒りさえ感じたのです。
後を受け継いだメンディは好投をしましたが、2回でエースが降板をしたあとの攻撃は、次々
とチャンスを潰し誰が見ても負け試合の展開でした。
せめて投手感覚が空いたとしても、その穴埋めとして4回までは投げさせて、その後をメンディ
に託す作戦であれば、他の投手陣のリズムも狂わず勝てかも知れません。
いや勝てたでしょう。
結果は矢野選手の満塁での逆転打を守れずに9回に追いつかれての引き分けでしたが。
抑えに吉川が適しているかどうかの問題よりも、この日ファームから上げた斉藤、吉川
の両投手が使えると判断を下したベンチ首脳陣の見る目のなさが勝を失ったと言えます。
先の東京ドームでの試合に応援に駆け付けたファンは
「ハムは本気で優勝をする気があるのか!」と吐き捨てた人が何人もいたようですが、
私も大事な勝ち試合を失った瞬間に「勝ち運は離れた」と感じました。
これは杞憂であってほしいのは勿論ですが、いまのSBと日ハムでは最後の気力は
SBの方が勝っているでしょう。
残り試合は減る一方のこの時には、使えない投手をベンチに入れるよりも、かって
優勝を経験している武田久や武田勝のベテランを上にあげて、ブルペンのムードを
盛り上げることも大切ではないかと思います。
札幌ドームでのこの試合もまた、ベンチのボーンヘッドとしか言えないのですから、
もしも今後、優勝のチャンスが巡って来ても同じ轍を踏むようであれば、来季の監督は
返上をして、野に下る潔さを示すべきです。