9月13日【Game129/77-49-3】
北海道日本ハムファイターズ 4-2 オリックス・バファローズ
【勝】バース(8-8-0)【S】吉川(7-5-2)【負】西(9-12-0)
大谷 日本最速164キロ!5回2失点で交代「走者出してからが課題」
何とか逆転に成功をして首位をキープした日ハムですが、この日の殊勲者(ヒーロー)
はまさかの中島(卓)だったので~す。
久々に札幌ドームのマウンドに戻ってきた大谷でしたが、初回2回と無難に抑えま
すが、3回には思わぬ伏兵小島にレフトに運ばれ2塁打とされ、続く園部には四球
を与えました。日ハムにとっては最も危険な男糸井に打順は周り、散々粘られたあ
との164キロの直球は、バットを折りながらも不運なことにライト前にポトリと落
ちてオリックスが先制を・・・。
いくら元チームへの恩返しとはいえ、糸井選手は何故日ハム戦ともなれば牙をむく
のでしょう。
本当に今では「日ハムの天敵」と言える選手になってしまいました。
この日の日ハム打線は相手投手西をなかなか攻略が出来ないうえに、2点を先制さ
れましたが、ようやく4回裏に遥輝のヒットを足掛かりに、3番近藤、4番中田の
連続タイムリーで同点に追いつきます。
ここに来て近藤健介に当たりが出て来たのは、岡大海の復帰とともに朗報です。
結局先発の大谷は5回87球2失点でマウンドを降りますが、164キロという日本最
速記録が出ただけに次戦のSB戦が楽しみです。
2-2の同点で回は進みようやく7回裏にチャンスが訪れます。
この回先頭打者のレアードは倒れますが、岡に代わって打席に立った谷口が渋い
ヒットを放ち9番大野がバントをして2死2塁となり、ここ数試合絶好調の遥輝は
敬遠気味の四球で2死1・2塁でバッターボックスにはここ数試合三振が増えていた
中島卓ですから、誰もが一気に逆転となるなど夢にも思っていなかったでしょう。
ただ、TV解説者の森本稀哲氏は、早い回で「中島の調子は上向きになっている」
と語っていましたが、まさか卓の打った打球がライト糸井の頭上を越える2点タイ
ムリーになるとは・・・「奇跡!の一打」と言って良いでしょう。
最後は抑えの吉川がしっかりと責任を果たし、試合のなかったSBとのゲーム差を
1としましたが、これからの残り14戦は選手もファンも胃の痛い日々が続くので
しょうか?