日本ハム、オリックスに競り勝ち優勝マジック「1」
9月26日【Game140/85-52-3】
オリックス・バファローズ 3-4 北海道日本ハムファイターズ
【勝】加藤(7-3-0)【S】宮西(3-1-2)【負】東明(1-10-0)
【本塁打】陽(14)
京セラドームでのオリックスとの最終戦は、日ハム加藤貴之投手とオリ東明大貴投手の共に
「貴」の文字を持つ投手の投げ合いから始まりました。
昨年は10勝8敗と活躍を見せた東明投手ですが、今季はここまでの成績は1勝9敗と勝ち運に
恵まれていないことから、エース級投手ではないことから勝ってマジックを「2」と安易に見
ていましたのですが、この日の東明は昨日の楽天安楽どうように、一皮むけた投球を見せてな
かなか日ハム打線はつかまえる事が出来ません。
一方、加藤投手も優勝への道を突き進むべく、新人らしからぬ投球でピンチを迎えつつもポイ
ントでは好投を続けてあっという間に4回を0-0で終えることに。
試合が動いたのは5回表でした。
一昨日価値ある3ランを放ち楽天との試合を勝利に導いた陽岱鋼が14号ソロを放ちます。
勢いに乗った日ハム打線は、続く6回には大谷選手の右前適時打で追加点、大野選手、中島卓
選手の押し出し四球でさらに加点。
ファンも安堵する4得点を東明とリリーフに立った赤間投手から奪います。
長打、単打、さらには粘りの四球とバリエーション豊富な攻撃パターンでバファローズから先
手を奪ったファイターズ打線でしたが、6回裏にはオリの反撃を受けて2失点をするものの、
優勝を目指して加藤の後を引き継いだ、鍵谷が見事な火消しを演じ、石井、谷元とつなぎ、最
終回には右足首を捻挫しながらの宮西投手が鬼気迫る投球で逃げ切ります。
それにしても試合終了となった、宮西のスーパーキャッチには日ハムの「ツキ」と「勝ち運」
を感じました。
通常の試合であれば中島選手のピッチャー返しのライナーは、間違いなくセンターに抜けてい
たでしょう。
〈陽岱鋼5回の先制HR~FA移籍が騒がれていますが・・・SBに行くのでしょうか?〉
〈近藤健介選手~6回追加点の口火となる2塁打を放ちました〉
〈加藤貴之投手~新人ながら7勝目(3敗)アッパレです〉
〈貴重な左腕の石井投手~左不足の投手陣では輝きを放っています〉
〈新・新守護神の谷元投手~この人がいて良かったデス〉
試合終了時ではロッテVSSBは2-2で延長に突入。
SBがここにに来て連敗は考えていなかったのですが、まさかのサヨナラ負けを喫してしまいま
した。
これでM(マジックは2から1)となり、明日の西武戦に勝てば4年ぶりの優勝となります。
しかし、優勝への道には西武岸投手が立ちはだかり、日ハムは今季不調の吉川投手ですから、
そう簡単に勝つことは難しいかも知れません。
岸投手はここまでは8勝7敗で対日ハムは2勝3敗と負け越していますが、FA宣言をして楽天
に移籍をするには勝ち星を伸ばしたいところでしょう。
ただし、今の日ハム打線は西川、近藤、大谷の左打線は絶好調ですし、5番賢介も疲労困憊で
あっても優勝が懸かる大一番では期待が出来ます。
また終盤に来ての中田、陽も当たっていますから、吉川が大量失点さえしなければ、明日にで
も優勝が決まるでしょう。
日ハムは何があっても明日勝って優勝を決めなければなりません。