誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

フジ

2018-04-09 08:45:25 | 誕生日の花ケイスケ日記

フジ;マメ科フジ系と山藤系との大別される。ともに山野に自生する蔓性落葉木で、他の樹木や岩などに巻ついていて高く這いのぼる。4,5月頃房をなして咲く蝶形の花の優美なことから、鉢植えにしたり藤棚を作ったり、古くから栽培鑑賞されてきた。野田に名木があったことからこうよばれている。蔓は右巻き、花は花穂の付け根から先端に向かって咲き下がる。数十センチから1メートルを越す長さにまで花穂を伸ばし風に揺れるさまは、藤房といわれるように美しい。山藤は蔓が左巻き。花穂は10~20センチと短いが、全体がほぼ同時に咲き揃うのでこちらも美しい。葉は両者とも奇数羽状複葉で互生し、秋に黄葉する。白花のものは山藤の変種だが、園芸品種とし多様なものが作られてもいる。木部は特に藤蔓とよばればて、強くしなやかであることから物をしばったり手工芸に用いたり、繊維として使用されることもある。「くたびれて宿借るころや藤の花 芭蕉」「水影や(ムサビ)わたる藤の棚 其角」「藤の花さすや茶摘の荷ひ籠 許六」「立ちさればまだ日は高し藤の花 藪太」「しなへよく畳へ置くや藤の花 太祇「月に遠くおぼゆる藤の色香かな 蕪村」「藤の花雲梯かかるなり 蕪村」「しら藤や奈良は久しき宮造り 召波」「門に待つ駕の欠伸や藤の花 麦水」「筏くむ夕暮藤の落花かな 白雄」「藤棚の隅から見ゆる江戸かな 一茶」「藤の花長うして雨降らんとす 正岡子規」「藤垂れて今宵の船も波なけん 高浜虚子」「山藤の風すこし吹く盛りかな 飯田蛇忽」「藤浪に雨かぜの夜の匂ひけり 前田普羅」「雨の藤花こまやかに相寄れる 長谷川春草」「藤の花軒ばの苔老いにけり 芥川龍之介」「寧楽山は藤咲けるなりくもれども 水原秋櫻子」「大河に逆浪たちて藤咲けり 山口誓子」「藤垂れてわが誕生日むらさきに 山口青邨」「雨誘ふ藤の落花の美しく 高浜虚子」「藤揺れて朝菜夕なの切投通し 中村汀女」「藤つゝさかり「藤浪の怒涛のごとく懸れるも 田畑美穂女」「藤の昼膝やからかくひとに逢ふ 桂信子」「天心にゆらぎのぼりの藤の花 沢木欣一「さわがしき地にたれさがり藤の花 鈴木六林男」「白藤には白きひかり夕日射 飯田龍太」「こころにもゆうべのありぬ藤の花 森 澄雄」「藤の花少年疾走してけぶる 和田悟朗」「曇天の熱する菲日なり藤の花 広瀬直人」「藤房の揺れる長さの違ふ風 稲畑汀子」「藤老いてむらさきなるは苦しからむ 遠山陽子」「蓮休の中の平日藤の花 星野恒彦」「そこだけが紫けむり懸り花 高浜朋子」「山藤が山藤を吐きつづけおり 五島高̪資」「眠らんと閉づる鏡や藤野花 山西雅子」「藤垂れて百畳の間つくりけり 水田光雄」「白藤は水田のひかり得て咲きにけり 佐川広治」「心なほ揺るる藤房揺れ止むも 井桁汀風子」「限りなく仏女身や藤の花 川嶋桃子」。(みつめいて引潮と知る秋の川 小野瑞枝;紅茶飲む朝の目覚めは素晴らしき 小野謙治)を過ぎしとはいへど 星野立子」「白藤や揺りやみしかばうすみどり 芝 不器男」「梢の子躍り満樹の藤揺るゝ 中村草田男」「飢ふかき一日藤は垂れにけり 加藤楸邨」「花乏し藤の紫柔毛たつ 石橋秀野」。(小野謙治)。