矢車草(薬師草。キク科)にぎやか。キク科の一年草。ヨーロッ原産の人類の利用した最も古い花の一つであり、青色の花はドイツの国花である。90㎝ほどの草丈の頭上に聴くに似た花をつける。透明感のあsる花弁の先端の切込みが矢車の形をしていることが名前の由来。白、赤紫、桃色がある。傍題の矢車草は同一名にユキノシタの別種がある。「矢車草病者その妻に触るなし 石田波郷」「街中を紺の矢車草一束 原田 淳」「矢車草空へ伸びざ吾子逝けり 柴崎左田男」「矢車草風に遊んであそばるる 田中清」「うつろなる老幹のして花盛り 小野瑞枝」(虫の夜やすこやかにし地の息づかい 小野謙治」