娘の家にあったこの子。二個もあって、見てるだけで可愛い。
触るとぷよぷよとした感じで、それがまた可愛い。
アヒル? だよね?
と思ってみている。
娘に「これ、いいなあ、いいなあ」と何度も言ったら
「欲しかったら買ってあげよっか?」と。
「えっ買ってくれるの? じゃぁクリスマスプレゼントに欲しいっ」
こちらに戻ってくる前、孫達が眠ったあとに、娘がなにやらプレゼントの袋を渡した。中を見たら、この子が入った箱(ネットで注文してくれたらしい)と湯たんぽとそのカバー、そして小さなお香立て、ひのきの香りだった。
わたしが足がなかなか温まらなくてね~と話していたので、湯たんぽ。自分も友人から湯たんぽをいただいて、効果があったかららしい。感謝感謝で送る荷物に入れた。娘がくれた湯たんぽ、まだ使っていない。たぶん、これからどんどん寒くなっていくから、毎日使うようになるだろう。
この子はキュッとお腹を押すと灯りがつく。
ベッドの脇におけば夜中にトイレに起きたときとか使い勝手がいいだろうけど、今は四六時中ソファの上に鎮座している。日中そばにいてくれるだけでなんだか和むんだなあ。見るだけで人を和ませる存在っていいと思わない?
人を和ませる存在、そうだね・・・母がそれに近かった気がするな。
我が家はひとりだとすごく寒く感じて、去年はこんなに寒かったかしらと首をかしげてしまうのだけど、やっぱり一人でいるのと二人でいるとでは暖かさが全然違うのかもしれないねぇと心の中でつぶやいている。母がいた頃は一日に何度も笑うことがあったけど、今はテレビに向かって笑うことはあっても、声を出して笑うことがないなあ。家の中が寒々としているのは笑いがないからだろうなあ、なんて思ったりする。
改めて母の存在が暖かさでもあったのだと思えるこの冬の日々だ。