母が住んでいた家の裏庭には昔、親戚の方からいただいた蕗がとても美味しくて、ぜひ蕗を植えたいと願ったら、茨城だったか、遠くからすぐに送ってくれたという蕗を植えていました。
地元、秋田には秋田蕗という大きな蕗があるのだけど、それとは違う小さなサイズでしたが、綺麗な緑色のシャキシャキした食感がたまらない蕗です。家を壊した後、裏庭がそれまで家に隠れて見えていなかった分、全部丸見えに。
端に植えていた蕗は今まであまり目を向けていなかったら、見事に広がっていました。それを根こそぎ今の家の庭の端に運んで植えました。ほかの花たちに害を及ばさないようにと、しっかりレンガで区別したはずなのに・・・
蕗って生命力が強いんですね。端の部分2メートルぐらいでしょうか、そこにわさわさと生い茂っていて、さらにレンガからはみ出して小さな蕗が出ていました。
出始めの蕗を刈り取って、早速茹でてみました。昨年茹でたはずなのに、すっかりやり方を忘れていて、母に聞きながら。鍋の直径に実際に蕗を当ててみて、だいたい煮物や切る長さを考えて二つに切りました。鍋もそんなに大きなものを出さずに。
あまり茹ですぎると柔らかくなるからね、と釘をさされ、鍋の前でしっかり見守って茹でました(笑)
ゆであがった蕗はすぐに料理できる状態でした。蕗のごま油炒め煮、美味しくできました♪
二回目の収穫は二日間かけて溜めてから茹でました。今度は量が多かったので、大きな鍋で。
緑色がうまく出て、母からオーケーもらったので、友人にお裾分け。
「人にあげるときは、なるべく多めに持っていくもんだよ」
母に「このくらいでいいかな?」と聞いたときに返ってきた言葉でした。最初に入れた分の倍の量を入れて母に見せると、うんうんと頷いて
「そのくらいは持っていかないとな」と言われました。
友人に持って行くと
「あらぁ、綺麗な色の蕗だこと!」と喜んでくれました。後で聞いたら、すごく美味しい蕗だったとのこと。「蕗って手間がかかるのよね~。よくやったわね」と褒めてくれたので、わたしもちょっと鼻が高い気分♪
さて、三回目はどうかな。今度は別の友人にお裾分けしたいのだけど・・・
こっちの方では見かけないのかな。でも食べてみたくなりましたよ。
蕗といっても種類がたくさんあるのですね。
今年は山菜が霜にあたってあまり採れないとお店の方が話していました。山菜シーズン、ほかのものも食べてみたくなりますね。
茹でて進呈されると喜び顔がエビス顔になったことでしょう
(魚で言えば粗調理してることになりますね)
つわ蕗をご存じですか?
九州や四国等の海岸線に近い所に自生します
こちらも美味しく、二つが並んでいたら私はつわ蕗を選びます 釣