昨年から母は食べるものが硬いとなかなか食が進まなくなりました。ごはんの炊き具合も普通の硬さに比べるとかなり柔らかく炊いています。わたしも一緒に食べるので、もうこの硬さに慣れてしまいました。
ふだん食べている分にはその硬さでいいのですが、困るのが、炒飯を作るとき。ごはんが軟らかすぎて、パラパラした炒飯は無理なのです。母はそれで食べやすいからいいんだ、と話していますが。わたしはちょっとまだ物足りない。母に合わせて料理をすると、不都合な部分もあるのでした。
もちろん、料理も、硬いか軟らかいかで、食が進むか進まないかが決まってくるので、慎重に考えて作ります。でも厄介なのが、軟らかければそれで良し! と思うと思わぬ落とし穴があります。
キャベツなどレンジでチンしてから細く切って食べやすくすると、「まだ硬い」と言われ、それを今度は少し煮込んでから出すと、今度は
「軟らかすぎてキャベツの味が無い」と言われる始末。
なかなか食材の軟らか加減を見定めるのは難しいのです。いや、単に料理が下手なのかもしれないけど。
そんな中、先日、ふと閃いて作ってみました。
太いカニかまを薄切りの豚肉で巻いて、小麦粉をまぶし、焼き目をつけたら、甘辛たれで少し煮込んで出しました。
これが、食べやすくて、お肉大好きな母にも満足のいくものとなったようです。残ったものを指さして、
「明日の朝、これをお皿につけてくれ」ですって(笑)
ちゃんと取っておきましたよ。
お肉の薄さと中身の軟らかさがマッチして噛みやすかったのでしょうね。
これからも食べやすいものを考えながら作っていかなくちゃ、と思っているところです♪