久留米シティプラザで久留米絣の作品展が開催されました。昨年も行きましたが絣が好きなので今年も出掛けました。展示構成は昨年と同じでした。
藍染めでも染め方によってグラデーションがあります。一番薄い「甕覗き」から「濃紺」まで藍色の濃さが違います。濃さの変化によって同じ絣でも色合いが異なります。
右は糸をくくる「アラソウ」です。隣りは糸をアラソウでくくったもの。左にあるのが藍染めした後にくくりをほどいたものです。くくったところが白く残り、これを織って模様を出します。
絵糸描きです。下絵から糸に墨付けします。
徳島産の藍です。藍はタデ科の植物。
会場には絣の着物や反物が多く展示されていましたが、明治・大正期に多く作られた布団地の絣を紹介します。高いところに吊るされているので、下から見上げた写真になりました。
「紺地入子枡角花模様経緯絣」 明治後期
経緯(たてよこ)絣とは経糸、緯糸それぞれをくくって絣糸にしたものです。絵合わせが難しくなります。
「紺地角花模様経緯絣」 大正10年
上の写真の布団地よりも華やかな模様です。
「縹地松皮菱日輪『福寿』字模様経緯絣」 明治35年
上の方が縹色(はなだいろ)、ブルーです。建物の屋根越しの日輪と、縁起の良い文字です。
「紺地菱入松皮菱模様経緯絣」 明治後期
大柄な模様です。一部にブルーが染め分けられています。
「紺地城模様経緯絣」 年代不明
婚礼用として制作された縁起の良い絵柄とされています。
会場を出て、六ツ門界隈を見下ろします。この辺りは江戸時代、城下に入る入り口でした。暮れ六つに木戸が閉まるところから、この地名が付きました。
絣は産業としては衰退しましたが、その自然の味わいから今でも根強い人気があります。
着物だけではなく、洋服に仕立ててもいいです。
家内も何着か持っていますが、機械織りです。
手織りはとても手が出ません。
絣には以前から関心がありましたが、工房見学などで少し勉強しました。
昨年も見せていただきました
昨年はテレビのニュースでも見ましたが
もうあれから1年・・?
良い雰囲気とさくひんをみせていただき
感謝です・・・高価で買えません(^_-)-☆