稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

昨夜の稽古(四條畷剣友会、2017年2月9日)

2017年02月10日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
昨夜の稽古は最近に無く過酷であった。

大きく伸び伸びとした切返しを3回。
呼吸法を意識した大きく速く力強い切返しを5回。

※呼吸法を意識した切返し
 1回目の一呼吸で面、2回目の一呼吸で9本の切返しと面、
 3回目の一呼吸で9本の切返しと面。つまり切返しを3呼吸で行う。
 ただし苦しいからと言って小さく速く打つのは駄目。

この時点で体力は赤点滅状態。
さすがに手を抜かない切返し8回はキツイ。

次は面打ちの基本。
遠間で構えて腹から大きな声で気合を出す。
触刃もしくは浅い交刃の間から打ち間まで一気に入る。
いったん止まって右足出して面。抜けて振り返って構える。
打った後は縁を切らない。これを6回。

次は応じ技。
遠間で構えて腹から大きな声で気合を出す。
触刃もしくは浅い交刃の間から打ち間まで一気に入る。
ここで元立ちが面を打つ。
1回目は相面、2回目は出小手、3回目は返し胴。
打った後は縁を切らない。これを6回。

次は相面。
遠間で構えて腹から大きな声で気合を出す。
お互いが自分の打ち間まで入ったら相面勝負。
打った後は縁を切らない。これを6回。

もうこの時点でスタミナの限界だった。いやかなり手前で限界だった。

あとは地稽古。息が上がったまますぐに始まる。
元立ちなので限界を超える稽古になった。
師匠が後ろから見ているので誤魔化しは出来ない。
変に意識したら動けなくなる場面がいくつかあった。

出来るだけ自分から間合いに入るよう心掛ける。
最後は少し省エネ剣道になった感は否めない。
最後のH君には攻められて見事な面を抜かれてしまった。
彼は若く、打ちが速く勢いもある。伸びると思う。
ここで稽古終了。内容の濃い良い稽古をさせてもらった。

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師匠から「慮点(りょてん)」という言葉を聞いた。
打ち間はその時の状況や相手によって変わる。
変化する打ち間だが「ここだ」と判断する瞬間が「慮点」。
この慮点を相手より早く見つけ出すのが重要だとのこと。
そのために、攻め足探り足が必要なんだとのこと。なるほど。

昨夜の稽古では、私の攻め足はまだまだ形だけのものだと痛感した。
形だけ足を出して、そこで待ってしまう事が時々あるのだ。

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もひとつ師匠には感謝することがある。
ある師範と少しわだかまりがあった件の仲を取り持っていただけた。
この件は今後も有り得る対応が難しいもので、自分でも反省点があるが意地もあり、
その会を辞めるかどうかまで悩んでいたほどだったので本当に良かった。

年甲斐も無く帰宅路はルンルンで、あとの晩酌も美味かった。
きょうは朝から全身の筋肉痛である。
コメント
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