稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

手の内の冴え。正中線を割って打ち込む。

2017年02月26日 | 剣道・剣術
昨日は二部錬であった。

先日、師匠に「攻め足を出した時点で居ついてしまうのです」と相談したら、
「足を出しただけでは駄目でこうするんですよ」とヒントを貰った。
言葉にすると難しいのだが、身体全体で、微妙な「打つ体勢」を作るのである。

さっそく昨日の稽古で試して見た。
攻め足出した時点ですぐには打たず止まってみる。
止まってみるがいつでも打てる気勢と姿勢を心がける。
(ここが甘いと自分では反省している)

ここで師匠のヒントを試して見る。

五段、六段、相手に見事に通用した。
七段には通用しない場合がある。
初段二段にはまったく通用しない。(そもそも合気にならない)

二部錬では大阪府警の松江八段と久々に稽古をお願い出来た。
さすがに師匠から教わったヒントは通用しない。
でも攻め足からの気勢と姿勢の維持は出来たように思う。

いくつか面に飛ぶが全部かわされてしまった。
合い小手面に行ったら逆に合い小手面を返された。
こちらが小手を打つ時はやや左方向に小手に打ち込んで行く。
そこを松江先生は正中線を割って小手面に来るわけだ。
2回やったが2回とも見事に正中線を割られ面を打たれた。

タイミング的にも遅れる(こちらの面が遅い)ので稽古後にお話いただいた。
「小手を打つときに力が入りすぎて次の技が遅れてしまうのですよ」

うん、なるほどそのとおり。
手の内の冴えが無いからどうしても力で押し込んでしまうのだと思う。
手の内の冴え。正中線を割って打ち込む。これが昨夜いただいた課題だ。
コメント (2)
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