稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2019年5月30日)

2019年05月31日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時から21時15分まで。今年17回目。
参加者20名に足りず。

---始礼でのお話---
丁寧に稽古すると稽古の間隔が離れても影響しない。
自分の中に自分なりのチェックポイントを明確に持っておくこと。

---素振りでのお話---
間違った素振りは何百本やっても無駄である。
1本1本を正しく素振りすること。

---本日の稽古内容と稽古中でのお話---
面を着けて3人一組。T岡さんと2人組み。
初心者のO野君は、足の故障中のK本先生にして戴いた。

切り返し、呼吸法の切り返し。
二足一刀の大きくゆったりとした伸びやかな面打ち。

交刃の間で左手だけで相手と中心の取り合い。表と裏。
同じく、右手を軽く添えての中心の取り合い。表と裏。

触刃から近間まで一気に入って間拍子の面打ち。
入るときに揺らいだり前傾しない。
入るときに勢いをつけないこと。
入ってすぐ打つのでは無い。間拍子。
剣先は相手の中心か左目。

右肩攻めからの右面打ち。(八段選抜の栄花選手の得意技)
栄花選手は中心を取るのがすごく強い。
右肩攻めで相手が防ごうとしたところを右面に打つ。
右面を打つには刃筋を通すこと。
右肩攻めは手を伸ばさない。伸ばすと攻めが効かない。

右肩攻めからの小手打ち。
小手のモーションが小さいと打たせてくれない。
肩を攻めて、面が空く、面に来るかな? のところを小手を打つ。

左鎬で相手の竹刀を押さえながら入っていっての返し胴。
返して打つのではなく、鎬で向かい入れて摺りあげて打つという感じ。

出頭面、出小手、相小手面、返し胴の稽古。
自分から入ること。打ってからの間合いを必ず取ること。
入るときに右から入らないこと。構えたまま真っ直ぐ入ること。
ちょっとでも右から入ると攻めが効かない。

審査を見ていても相手が打ってきたのを返した技では通らない。
自分から能動的に入っていっての返し技だと審査に受かる。

入りながら正中線を取って、そこから仕掛けるから相手が打ってくる。
(正中線を取り、小手を見せ、小手に来るから相小手面など)

出頭面、出小手、相小手面、返し胴の稽古のダブル、トリブル稽古。
掛かる方は攻める気持ちしかない。守る気持ちが無く自分から間合いに入り、
相面に行くぞ、小手を打つぞ、相小手面に行くぞ、返し胴を決めるぞと、
前に前に行く連続稽古は剣道の質を高める。

切り返しで終了。

---終礼でのお話---
準備運動のような基本稽古ではなく、
理論に基づいた実戦的な基本稽古を普段からすべきである。


(右肩攻めからの右面打ちの稽古)


(稽古終了、集合前)


【感想・反省点】

基本稽古だけなのに一生懸命にやったらクタクタに疲れてしまった。
考えて見れば普段の稽古はやはり手を抜いているのだと痛感した。

まずは中心を取ることから見直さねばならない。
横から入るクセを直さねばならない。
体力的にツライが能動的に自分から入ることも意識しよう。
コメント
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