稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)墳墓(奈良県生駒市白庭台)

2020年08月12日 | 旅行や街角メモリー

(赤が本来の道、青が私が進んだ間違いのケモノ道)

近鉄けいはんな線の白庭台駅から直線距離で500m程度でそう遠くない。
地図上では住宅地のすぐ近くだし、ちょっとバイクを停めて気楽に行けそうな感じがした。
で、遊歩道でもあるのだろうと休みの日にバイクで出かけてみた。

饒速日命(ニギハヤヒノミコト)は神武天皇より先に大和を治めた天照大神の直系(孫?)であり、
のちの物部氏の始祖、祖神である。(このへんは諸説がありご自分で調べられたい)
部下の長髄彥(ナガスネヒコ)が有名である。

※長髄彥(ナガスネヒコ)は別名、登美能那賀須泥毘古(トミノナガスネビコ)とも言い、
 我が町、登美ヶ丘や、富雄(昔は鵄の邑と言った)などと縁がある。

ともかく、鵄(とび)調べを始めて興味が尽きない。

バイクで走って調べたが住宅地からは行けない。
最短の住宅地からも行けそうな気もするがフェンスで囲われているし道も無い。
饒速日命墳墓に行くには、まず生駒市総合公園体育館(奈良県生駒市小明町1807-1)を目指す。

生駒市総合公園体育館の奥にテニスコートがある。
私は間違ったのだが、このテニスコートの東側(地図の右側)から入っていくのがわかりやすい。
擁壁があって登りにくい。その場合、グランド側に迂回して少し東側から入ると良い。


(この小屋の左脇の擁壁を登ると小道に繋がる)


赤が饒速日命墳墓への正しいルート。
間違って私は青いほうへ進んで汗みどろになり(大げさだが)遭難しかけた。

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さて現地で・・・

何となく地図を見て、テニスコートの脇から池づたいに進むと行き着けそうに思ったのだ。
駐車場にバイクを停め、カメラを持ってテニスコートの周辺を探った。
すると西側(地図で言うと左側)に遊歩道があったので、迷うことなく進んだ。


(青の点線の出発点・・・ここは大失敗だった)

遊歩道は登っていくと思ったのに予想に反して下っている。
饒速日命墳墓は高い位置にあるので「おかしいなあ」と思いながらも進んでみた。

最初の溜池に出る。道はT字路。左はさらに下る。右は登りなので右に向って進んだ。
けもの道のような坂を登ると2番目の溜池にたどり着いた。もう汗だくもいいとこである。
池の手前を左方向に進んで、道と、かすかに判断できる獣道を進む。

さらに進んで3番目の溜池に出た。もう道らしきものは無い。
池の手前の藪を、適当に検討をつけて強引に上に向って進んでいく。
クモの巣が、汗まみれの顔や手に張り付くのが気持ち悪い。

藪をかき分け、かき分け強引に進むとようやくまともな小径に出た。(この時は正直ホッとした)
最後の藪を進む頃は「遭難するかもしれない・・・」と思ったほど。
元来た道は藪の中でもう戻れなかったのだ。
何か飲み物でもあれば余裕はあったかも知れないが、咽喉は乾くし、
セミの音しか聞こえないし、とんでもない山奥にいるような錯覚に陥ったのだ。


最初の溜池


2番目の溜池(3番目の溜池の時は疲労困憊でカメラを構える気力は無かった)

本来の道に出た瞬間、間違っていたのだ・・と初めてわかった。
頭の中で、上の地図を思い出し、池の位置から左方向と検討をつけて進んでみた。

最後、道は二股に分かれているので、迷ったが右へ進むことにした。
饒速日命墳墓は、赤い大きな鉄塔の脇にあるので迷ったら参考にすると良い。


(ここで右に進む)(左がどこへ続いているか知らない)


(石碑の左側、木立ちの向こうに赤い鉄塔が少し見える)

ようやく饒速日命(ニギハヤヒノミコト)墳墓にたどり着いた。
もうへとへとで、汗だくで、気力もつきた。
涼しい時なら良いのだろうが、今の季節に山に入るものでは無い。

気候の良い時期に、まともに行けば、ちょっとしたハイキング気分になれるかも。
しかし、生駒市も、もっと観光地として整備すれば良いのに。。
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