(5)がん治療における視点の違い

西洋医学はがん細胞をターゲットとするのに対して、東洋医学では生体全体を対象とします。時々刻々と変化する生体の失調に対処し、生体の治癒力を引き出せる状態にもっていこうというのが、漢方のオーダーメイド医療の基本です。これを達成できるのは、「体の虚を補う」ノウハウを長い臨床経験の中で蓄積し、複数の生薬を組み合わせて体調や病状に会ったオーダーメイドの薬を作ることができるからです。東洋医学的方法論は、西洋医学の手段とは別の次元で働き、お互いに助けあうべき関係にあるのです。 . . . 本文を読む
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