図:インスリンやインスリン様成長因子-1(IGF-1)などの増殖刺激はPI3K/Akt/mTORC1経路を活性化して老化と発がんを促進する作用がある。AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)はα, β, γの3つのサブユニットからなるヘテロ三量体で、ATPが減少してAMP/ATP比が上昇すると、γサブユニットに結合していたATPがAMPに置換する。こ . . . 本文を読む
図:肝臓で作られるアンジオテンシノーゲン(AGT)が、腎臓から分泌されるされるレニンで分解されて10個のアミノ酸からなるアンジオテンシン-I(AngI)が産生され、さらにアンジオテンシン変換酵素(angiotensin converting enzyme:ACE)によってアンジオテンシン-II(AngII)が産生される。AngIIは2種類の7回膜貫通型のGタンパク質共役型受容体を介して作用を発揮す . . . 本文を読む
図:(1)細胞のダメージに伴って漏出したATPや、コレステロール結晶、尿酸結晶、グルコース、βアミロイドなどのダメージ関連分子パターン(damage-associated molecular patterns: DAMPs)は、トル様受容体を介してNF-κBを活性化する。(2)活性化したNF-κBはNLRP3たんぱく質やIL-1βとIL-18の前駆体(p . . . 本文を読む
図:(1)神経回路が形成される過程では、まず一旦広範にシナプスが作られる。(2)その後、不要な回路(配線)が消去されて限局した神経回路に収束して、正常な神経回路が完成する。この不要な神経回路の刈り取り(消去)に、カンナビノイド受容体のCB1受容体と内因性カンナビノイドが重要な働きを担っている。(3)CB1受容体や内因性カンナビノイドの減少や欠損などによってCB1機能が低下すると、不要な神経回路が残 . . . 本文を読む