161)白朮の抗がん作用と悪液質改善効果

図:白朮(ビャクジュツ:キク科オケラの根茎)は胃腸の働きを良くし、体力や免疫力を高める滋養強壮作用の他に、がん細胞の増殖を抑制する効果も報告されている。白朮の主要成分のアトラクチレノリドIが胃がんの悪液質の治療に有効という報告もある。 161)白朮の抗がん作用と悪液質改善効果 白朮(ビャクジュツ)は、日本や朝鮮半島や中国東北部に分布するキク科のオケラ(Atractylodes japonica . . . 本文を読む
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160)乳がん患者の大豆イソフラボン摂取の影響:新たな事実

図:エストロゲンは乳腺細胞や乳がん細胞の細胞膜にあるエストロゲン受容体に結合して増殖を刺激する。大豆イソフラボン(ゲニステイン、ダイゼインなど)はエストロゲンと構造が類似し、エストロゲン受容体に結合する活性を持つが、エストロゲン様作用を示す場合とエストロゲン作用を阻害(拮抗)する作用を示す2面性を持っている。したがって、乳がん患者の大豆イソフラボンの摂取に関して安全性の面から相反する意見があり、結 . . . 本文を読む
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159)乳がん患者は大豆製食品をどの程度食べてよいのか?

図:大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲン作用があるので、乳がん患者は大豆イソフラボンのサプリメントや大豆製食品をあまり摂取しない方が良いと言われている。しかし、最近の研究では、大豆を全く食べない人よりも、多く摂取する方が、再発や死亡のリスクが低下するという研究結果が報告されている。 159)乳がん患者は大豆製食品をどの程度食べてよいのか? 【大豆食品や大豆イソフラボンが乳がんの発生を予防 . . . 本文を読む
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158)膵臓がんと代替医療

図:膵臓の解剖学的特徴から、膵臓がんは早期に見つかりにくく、周囲組織への浸潤や転移を起こしやすい。治療成績は極めて悪く、膵臓がん患者の90%以上は数年以内に亡くなっていることが、年間の罹患数と死亡数のデータ(罹患数と死亡数がほぼ同じ)から判る。 158)膵臓がんと代替医療 【治りやすいがんと治りにくいがん(難治性がん)】 一口に「がん」と言っても、がん細胞の性質や進行状態や治療効果は患者さん毎 . . . 本文を読む
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