図:ウェルシュ菌やクロストリジウム菌などのいわゆる悪玉菌といわれている腐敗菌は、腸内の蛋白質やアミノ酸を腐敗させて発がん物質を産生する。一方ビフィズス菌などの乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑制し、免疫力増強作用なども有しているため、種々のがんの予防に有効。乳酸菌製品(プロバイオティクス)や乳酸菌の成長を促進するプレバイオティクス(フルクトオリゴ糖など)は、大腸がんの予防、腹部手術後の感染症の予防、抗がん . . . 本文を読む
図:冬虫夏草は、冬虫夏草菌(Codryceps sinensis)がコウモリガの幼虫に寄生したもので、中国青海省やチベットなどの高山で採取される。天然の冬虫夏草は乱獲により生産量が減少し価格が高騰している。冬虫夏草菌と同じ虫草菌(Cordyceps)属のサナギタケ(Codryceps militaris)は冬虫夏草と同じ効能を持ち、抗がん作用のあるコルジセピン(Cordycepin)は冬虫夏草より . . . 本文を読む
図:オリーブの果実や葉や油には抗がん作用やがん予防効果のある成分が多く含まれている。オリーブを多く摂取する地中海地域ではがんの発生率が低いと報告されている。
207)がん治療に役立つ食材(13):オリーブ
【オリーブの摂取の多い地域は心臓病やがんが少ない】
オリーブやオリーブオイルを多く使う地中海地域の食習慣が、その地域の人々の心臓疾患やがんの罹患率の低さに関連していると考えられています。 . . . 本文を読む
図:田畑に生える雑草のフタバムグラは、白花蛇舌草という薬草名で炎症性疾患や各種のがんの漢方治療に用いられている。その活性成分としてトリテルペノイドのウルソール酸やオレアノール酸が指摘されている。 206)白花蛇舌草に含まれるウルソール酸とオレアノール酸の抗がん作用 白花蛇舌草(ビャッカジャゼツソウ:Oldenlandia diffusa)は本州から沖縄、朝鮮半島、中国、熱帯アジアに分布するアカ . . . 本文を読む