91)鹿角霊芝と抗がん剤の相乗効果

図:鹿角霊芝は免疫増強作用により抗がん剤の副作用を軽減する効果が報告されている。さらに、動物実験の研究では、抗がん剤の抗腫瘍効果を増強する効果も報告されている。 91)鹿角霊芝と抗がん剤の相乗効果 【鹿角霊芝とは】霊芝(レイシ)はサルノコシカケ科のマンネンタケの子実体で、学名をGanaderma lucidumと言います。鹿角霊芝(ロッカクレイシ)は霊芝の傘の部分が開かずに、鹿の角のように成長 . . . 本文を読む
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90)水滞(水毒)の漢方治療

図:体内に存在する水分のうち、細胞外かつ血管外に存在する細胞間液が増えると浮腫やむくみとなる。体内に過剰な水分が溜ると、舌体が肥大して歯形(歯痕)が著明になり、白く厚い舌苔がつくようになり、利水薬を使う漢方的指標になる。 90)水滞(水毒)の漢方治療 【体内の水分の分布】年齢や性によって若干異なりますが、健康成人の体重の約60%が体液(水分)で占められています。その体液の2/3(体重の約40% . . . 本文を読む
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89)がんの痛みに対する漢方治療

図:生薬に含まれる鎮痛作用のある活性成分としてエンゴサクのテトラヒドロパルマチン、ボウイのシネメニン、ブシのメサコニチンなどが知られている。 89)がんの痛みに対する漢方治療 【がん性疼痛とは】がん患者が経験する苦しみのなかで一番多いのが「痛み」です。末期がんになると7割以上の患者さんでがん性疼痛(がんによる痛み)が問題になります。強い痛みが続くと夜ねむれなくなり、食欲も落ちていきます。精神的 . . . 本文を読む
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88)未病を治す漢方治療

図:健康と病気の間に未病という半健康状態が存在する。西洋医学は病気を治療する方法はあるが、未病を治す治療法(養生法)は漢方医学の方が得意である。 88)未病を治す漢方治療【未病とは?】未病(みびょう)とは、病気ではないが、健康とも言えないという体の状態です。例えば、疲れやすい、元気が出ない、手足の冷えがつらい、風邪をひきやすい、肩が凝るなどの症状を訴えて受診しても、血液検査やレントゲン検査などで . . . 本文を読む
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87)血虚を補う四物湯

図:トウキ、シャクヤク、センキュウ、ジオウの4種類の生薬から構成される四物湯(シモツトウ)は血虚を補う補血剤の代表。 87)血虚を補う四物湯【血虚とは】がん治療を受けている患者さんのほとんどは、疲れやすくて倦怠感があり、ふらつくなどの症状を自覚し、貧血や免疫力の低下をきたしています。このような状態は、漢方的には気と血の不足の状態ととらえます。気の不足した状態を「気虚」といい、生命エネルギーが低下 . . . 本文を読む
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