333) オリーブオイルのがん予防効果

図:地中海地域の食事(地中海式ダイエット)ががんや循環器疾患を予防することは多くの疫学研究で明らかになっている。地中海式ダイエットで使用量が多いオリーブオイルが、がんや循環器疾患の予防効果に大きく寄与していると考えられている。オリーブオイルに含まれる一価不飽和脂肪酸のオレイン酸やその他多くの成分には、抗酸化・抗炎症作用や抗菌・抗がん作用や免疫増強作用などが報告されており、これらの相乗効果によって、 . . . 本文を読む
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332)「肉や乳製品は乳がんを促進する」は本当に正しいのか?

図:がんと栄養に関する欧州前向きコホート研究(European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition:EPIC)のデータを使って肉・卵・乳製品の摂取と乳がんの発生リスクの関連を解析した論文のデータの一部を転載している。それぞれの食品別の摂取量を少ない方から多い方に5つのグループに分け、摂取量が最も少ないグループの乳がんの発生リスクを . . . 本文を読む
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331)がんとアルツハイマー病のトレードオフ

図:がん細胞は日頃から細胞分裂を行っている組織から発生する。遺伝子変異の蓄積によって細胞分裂の制御ができなくなるとがん細胞になる。神経細胞は細胞分裂しないので、細胞増殖の制御異常でがん化することは無い。しかし、再生できないので、ダメージによって変性や細胞死によって数が減少すると、アルツハイマー病などの神経変性疾患が発症する。がんとアルツハイマー病は共通のリスク要因が多いが、この2つの疾患の間には、 . . . 本文を読む
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330)ケトン食で頭が良くなる?(2):記憶とヒストンアセチル化

図:ケトン食は、神経細胞におけるエネルギー産生の改善や抗炎症・抗酸化作用やアポトーシスを阻止する作用など様々なメカニズムによって、神経細胞を変性や細胞死から保護する作用がある。さらに、βヒドロキシ酪酸はヒストン脱アセチル化酵素を阻害することによって、エピジェネティックは遺伝子発現調節作用によって認知機能や長期持続記憶を改善する可能性が指摘されている。これらの総合的な作用によってケトン食は . . . 本文を読む
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