図:ニュージーランドでのみ自生するマヌカの花から集められたマヌカハニーは、抗菌作用のあるメチルグリオキサールの含量が他の蜂蜜と比べて極めて高い。抗菌・抗炎症作用、ダメージを受けた皮膚や粘膜の修復を促進する作用、腸内環境を良くする作用などがあり、しかも栄養価が高いので、がん治療の副作用軽減や栄養補充に役立つ。
213)がん治療に役立つ食材(14):マヌカハニー
【マヌカハニーとは】
マヌカ(man . . . 本文を読む
図:ウコンの根茎に含まれるクルクミンには様々な抗腫瘍作用が報告されており、抗がん剤の効果を高めるという研究報告もある。しかし、人間での有効性や安全性についてはまだ多くの議論がある。
212)ウコンとその活性成分クルクミンの抗がん作用
ウコンあるいはその活性成分のクルクミンの抗腫瘍作用については今までも何回か紹介してきました。(62話、126話、151話) 今回は、がん治療においてウコンやクルク . . . 本文を読む
図:臨床試験で有効性が証明された抗がんサプリメントは少ない。微細藻類由来オイルや魚油に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、がん治療における有効性が証明された数少ないサプリメントと言える。
211)DHA/EPAの抗がん作用
【魚の油はがん細胞をおとなしくする】細胞膜はタンパク質や脂肪酸や糖質から作られます。細胞膜の脂肪酸は食物から摂取された脂肪酸がそのま . . . 本文を読む
図:グルコース(ブドウ糖)が環状に結合したシクロデキストリン(環状オリゴ糖)は蓋と底がないカップ状の構造で、その空洞の中に小さい分子を取り込むことができる。煎じ液にα-シクロデキストリン(α-CD)とγ-シクロデキストリン(γ-CD)を添加すると、薬効成分の抽出効率を高め、苦味や臭いを低減し、成分の安定化や吸収効率の向上に役立つことが報告されている。
210)漢方薬の苦みや臭いを低減するシクロデキ . . . 本文を読む