図:がん細胞は飢えている。がん細胞の急激な増殖を支えるために、がん細胞の代謝は変化している。さらに、がん細胞は正常細胞とは異なる方法で糖質(グルコース)を利用している。この代謝の特徴をターゲットにしてがん細胞を攻撃すると、がん細胞は死滅する。学術雑誌Natureの姉妹誌のNature Reviews Drug Discoveryによって作成された『Targeting Cancer Cell Met . . . 本文を読む
図: がん細胞は解糖系が亢進して乳酸の産生が増えている(1)。乳酸は肝臓や腎臓やがん間質細胞で糖新生によってグルコースに変換され再利用される(2)。2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)はがん細胞の解糖系を阻害し(3)、ジクロロ酢酸ナトリウム(DCA)はピルビン酸脱水素酵素を活性化してピルビン酸からアセチルCoAへの変換を促進する(4)。メトホルミンは糖新生を阻害する(5)。メトホルミンは呼吸鎖 . . . 本文を読む
図:2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)はグルコース(ブドウ糖)の2位のOHがHに変わっているグルコース類縁物質で、グルコースと同様にグルコーストランスポーター(GLUT1)によって細胞内に取り込まれる(1)。ヘキソキナーゼで2-DG-6リン酸(2-DG-6-PO4)になるが、それから先の解糖系酵素では代謝できないので細胞内に蓄積する(2)。蓄積した2-DG-6リン酸はヘキソキナーゼをフィード . . . 本文を読む
図:チオレドキシン還元酵素は酸化型のチオレドキシンを還元型に変換する(1)。還元型チオレドキシンは酸化ストレスを軽減する(2)。酸化ストレスの軽減はがん細胞の増殖や転移を促進する(3)。オーラノフィンはチオレドキシン還元酵素を阻害することによってがん細胞の抗酸化力を低下させる(4)。チオレドキシン相互作用タンパク質はチオレドキシンに結合してチオレドキシンの活性を阻害する内因性タンパク質である(5) . . . 本文を読む
図:中鎖脂肪酸中性脂肪(MCTオイル)やココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸(カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸)はケトン体を産生し、ケトン体のβヒドロキシ酪酸は様々な機序でダイエット(減量)効果を発揮する。さらに、中鎖脂肪酸は腸内細菌叢に作用してダイエット効果を発揮する機序も報告されている。
514)肥満と腸内細菌叢と中鎖脂肪酸
【内臓脂肪を減らすヨーグルト】「内臓脂肪を減らす . . . 本文を読む