218)鶏血藤(けいけっとう)

図:鶏血藤はマメ科のつる性植物の茎を用いる。その基原植物は、地域によってムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、白花油麻藤、蜜花豆など様々。造血作用(特に白血球増加)や血液循環を良くする作用、さらに鎮痛作用や抗がん作用もあるので、がんの漢方治療に使用頻度が高い。 218)鶏血藤(けいけっとう) 鶏血藤(ケイケットウ)はマメ科のつる性植物の茎を用いますが、その基原植物は地域によって様々で、ムラサキナツフジ . . . 本文を読む
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217)メトホルミンの抗がん作用

図;メトホルミンは、がん細胞の増殖や浸潤・転移を抑制し、抗がん剤治療の効果を高め、抗老化にも効果がある。 217)メトホルミンの抗がん作用 前回、糖尿病ががんの発症率を高めることや、インスリン感受性を高めるメトホルミンががん予防効果を持つことを紹介しました。糖尿病ががんの発生率や死亡率を高めることは以前から報告されています。日本で行なわれた調査では、糖尿病と診断されたことのある人はない人に比べ . . . 本文を読む
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216)糖尿病治療薬メトホルミンの抗がん作用と抗老化作用

図:高血糖と高インスリン血症は老化と発がんを促進する。糖尿病治療薬のメトホルミンはインスリン感受性を高めることによってインスリンの分泌を低下させ、発がんと老化の両方の予防に効果があることが示されている。 216)糖尿病治療薬メトホルミンの抗がん作用と抗老化作用 【2型糖尿病はがんと老化を促進する】 食物からブドウ糖が体内に吸収されて血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇すると、膵臓のランゲ . . . 本文を読む
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215)アルファリポ酸とヒドロキシクエン酸の組み合わせは抗がん剤の効き目を高める

図:がん細胞では、ピルビン酸脱水素酵素の活性が低下し、ATPクエン酸リアーゼの活性が亢進している。その結果、ミトコンドリアでのTCA回路と酸化的リン酸化によるエネルギー産生が低下し、酸素を使わない嫌気性解糖系が亢進している。ATPクエン酸リアーゼの活性亢進は、脂肪合成を高め、がん細胞が分裂して細胞を増やすのに利用される。ピルビン酸脱水素酵素の活性を高め、ATPクエン酸リアーゼを阻害すると、がん細胞 . . . 本文を読む
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214)膵臓がんの予防

図:難治性がんの代表である「膵臓がん」は、喫煙、赤身肉や加工肉の多い食事、肥満、糖尿病によって発生が促進される。このような要因を減らせば、膵臓がんの発生リスクを3分の1以下にできる。  214)膵臓がんの予防 【膵臓がんは手遅れで見つかることが多い】 膵臓は胃の後ろにある長さ20cmほどの細長い臓器で、消化液(膵液)を作って十二指腸に分泌する外分泌機能と、血糖を調節するホルモン(血糖 . . . 本文を読む
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