798)食事から摂取する脂肪を変えれば、がん細胞も変わる

図:脂肪酸は飽和脂肪酸(①)と不飽和脂肪酸(②)に分けられ、多価不飽和脂肪酸にはオメガ3系とオメガ6系がある(③)。飽和脂肪酸とオメガ6系不飽和脂肪酸は、がん細胞の増殖・転移、抗がん剤抵抗性、悪性化進展、血管新生を促進し(④)、オメガ3系不飽和脂肪酸とオレイン酸は抑制する(⑤)。がん細胞の増殖を促進する脂肪を減らし、がん細胞の増殖を抑制する脂肪の摂取を増やせば、がんは縮小し、消滅する。 798) . . . 本文を読む
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797)オメガ3系不飽和脂肪酸の抗がん作用(その2):オリーブオイルとの相乗効果

図:オリーブオイル(①)に含まれる一価不飽和脂肪酸のオレイン酸やその他多くの成分(②)には、抗酸化・抗炎症作用や抗菌・抗がん作用や免疫増強作用などが報告されており(③)、これらの相乗効果によって、がんや循環器疾患や感染症や炎症性疾患を予防・治療する効果を発揮すると考えられている(④)。亜麻仁油・紫蘇油・クルミ・魚油にはω3系不飽和脂肪酸が多く含まれる(⑤)。ドコサヘキサエン酸(DHA) . . . 本文を読む
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796)オメガ3系不飽和脂肪酸の抗がん作用(その1):食事中のオメガ3:オメガ6比の重要性

図:ω6系(n-6系)多価不飽和脂肪酸のアラキドンサンはプロスタグランジンE2やロイコトリエンなど炎症性メディエーターを産生して炎症や組織のダメージを悪化させ、がん細胞の増殖を促進する作用を持つ。一方、ω3系(n-3系)多価不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は代謝されて抗炎症作用を示す多様な脂質メディエーターを産生することによって . . . 本文を読む
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795)再利用医薬品による微小管阻害:メベンダゾール+イベルメクチン+ノスカピン

図:微小管はαチューブリンとβチューブリンが結合したヘテロ二量体(ヘテロダイマー)を基本単位として構成され(①)、チューブリンのヘテロ二量体が繊維状につながったものをプロトフィラメントと呼び(②)、これが13本集まって管状の構造(直径25nm)を取ったものが微小管となる(③)。細胞分裂が行われる際、細胞の中ではDNAが複製され、複製されたDNA(染色体)は微小管によって引き寄 . . . 本文を読む
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