図:お茶に含まれるエピガロカテキンガレート(EGCG)などのカテキン類やビタミンCやフラボノイドは、プロテアソーム阻害剤のベルケード(一般名:ボルテゾミブ)のボロン酸基と結合してベルケードの抗腫瘍活性を阻害する。ベルケードの投与を受けているときは、お茶や漢方薬やハーブ類の飲用やビタミンCのサプリメントの摂取は避けるべきことが指摘されている。
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135) ベルケードの効き目を阻害するカテキンと . . . 本文を読む
図:がん組織に抗がん剤耐性のがん細胞集団が存在しているとき、抗がん剤感受性のがん細胞は抗がん剤耐性のがん細胞の増殖を抑える働きをしている。強力にがん細胞を死滅させる従来の抗がん剤治療では、抗がん剤耐性のがん細胞の増殖をむしろ促進する結果となる。抗がん剤感受性のがん細胞を十分生き残らせるように抗がん剤の量と投与時期を調整するAdaptive Therapy(適応性のある治療)では、がん組織が安定化し . . . 本文を読む
図:がん組織が増殖するためには栄養と酸素を運ぶ血管が必要。がん組織は血管を作る増殖因子を産生して血管新生を行なっている。がん組織を養う血管ができると増殖と転移が促進される。炎症反応が腫瘍の血管新生を促進することも知られている。抗炎症作用や血管新生阻害作用を有する生薬は、がんの増殖や再発や転移を抑制し、がんの漢方治療に役立つ。
133)漢方薬の血管新生阻害作用
【がん組織が大きくなるには血管の新 . . . 本文を読む
図:ショウガ(生姜)は漢方で生薬として使う時はショウキョウ(生姜)という。ショウガは食品や香辛料として使われるだけでなく、様々な薬効を利用して漢方薬やサプリメントとしても使用頻度が高い。がん治療にも役立つ効能を多くもっている。
132)がん治療に役立つ食材(5):ショウガ(生姜)
【ショウガは医食同源の代表的食材】
ショウガ(生姜)はショウガ科のショウガの根茎(肥大した地下茎)です。 . . . 本文を読む