397) 漢方がん治療とメトロノミック・ケモテラピー

図:通常の抗がん剤治療は、副作用に耐えられる最大量(最大耐用量)の抗がん剤を投与する。この場合、正常組織へのダメージも強いので副作用も強く現れる。また、正常組織のダメージを回復させる必要があるため、抗がん剤投与の間に休薬期間が必要であるが、この休薬期間に腫瘍血管が急速に再生し、生き残ったがん細胞が増殖する。抗がん剤が効きにくい強いがん細胞が選択的に生き残るので、がん組織は次第に抗がん剤が効きにくい . . . 本文を読む
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396)ビタミンA(レチノール)はがん幹細胞の増殖を促進する?

図:ビタミンA(レチノール)はTransthyrenin(TTR)とレチノール結合タンパク(Retinol Binding Protein: RBP)と結合して血中に存在し、細胞膜のSTRA6(Stimulated by Retinoic Acid 6)という受容体を介して細胞内に入る。細胞内では細胞内レチノール結合タンパク(Cellular Retinol Binding Protein: CR . . . 本文を読む
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395)ビタミンD3とラパマイシンの相乗効果

図:ビタミンD3(コレカルシフェロール)は肝臓と腎臓で活性型の1,25ジヒドロキシビタミンD3(1,25(OH)2D)に変換され、ビタミンD受容体に結合してビタミンD標的遺伝子の発現を亢進して、がん細胞に対して増殖抑制・分化誘導・アポトーシス誘導などの抗腫瘍作用を示す。ソニック・ヘッジホッグ・シグナル伝達系とPI3K/Akt/mTORC1シグナル伝達系はがん細胞の増殖や浸潤を促進し、抗がん剤抵抗性 . . . 本文を読む
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394)ビタミンD3はがん死亡率を低下させる

図:皮膚への紫外線(HV-B)照射でプロビタミンD3(7-dehydrocholesterol)から生成されるビタミンD3(Cholecalciferol)ならびに食事やサプリメントで摂取されるビタミンD3は、肝臓で25-ヒドロキシラーゼ(25-hydroxylase)によって25(OH)ビタミンD3(Calcidiol)に変換され、さらに腎臓で、1α-ヒドロキシラーゼ(1-alpha . . . 本文を読む
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