844) 抗腫瘍免疫の活性化:プロパゲルマニウムと低用量シクロホスファミドとピドチモドとセレコキシブ

図:ヘルパーT前駆細胞(①)はサイトカインのIL-12によって1型ヘルパーT細胞(Th1)に分化誘導され(②)、Th1細胞はIL-2やIFN-γの産生を亢進し(③)、キラーT細胞の活性を高めてがん細胞に対する細胞性免疫を増強する(④)。ピドチモドは樹状細胞の成熟とIL-12産生を促進して(⑤)、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化する(⑥)。セレコキシブはTh1細胞の活性を高める( . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

843) 駆虫薬が癌に効く:メベンダゾール、イベルメクチン、ニクロサミド

図:寄生虫治療薬のメベンダゾール、イベルメクチン、ニクロサミドはがん細胞で異常を起こしているシグナル伝達系(PI3K/Akt/mTORC1, Wnt/β-カテニン, Hedgehog, PAK-1, NF-κB, STAT3など)を阻害し、微小管脱重合や血管新生やP-糖タンパク質を阻害して抗腫瘍効果を発揮する。3種類の駆虫薬を併用すると相乗的な抗腫瘍効果を発揮する。 843 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

842) アッカーマンシア・ムシニフィラの育て方

図:大腸粘膜上皮の杯細胞(①)からムチン(②)が分泌され、粘液層(③)を作る。腸内細菌のアッカーマンシア・ムシニフィラ(④)はムチン分泌を刺激して粘液層を増やし粘膜バリアを強化する。水溶性食物繊維(⑤)、ドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)のオメガ3系多価不飽和脂肪酸(⑥)、植物ポリフェノールの多いクランベリーなどのベリー類(⑦)、メラトニン(⑧)、ケトン食(⑨)、メトホル . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

841) アッカーマンシア・ムシニフィラの抗がん作用(その2):免疫チェックポイント阻害剤の応答率を高める

図:大腸内には多数の腸内細菌が存在し(①)、その量や組成が免疫チェックポイント阻害剤(②)などの免疫療法の抗腫瘍効果に影響する(③)。腸内細菌叢中にアッカーマンシア・ムシニフィラが多いとチェックポイント阻害剤の応答率を高めることが明らかになっている(④)。 841) アッカーマンシア・ムシニフィラの抗がん作用(その2):免疫チェックポイント阻害剤の応答率を高める 【若い個体の腸内細菌叢を高齢個 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )