64) 医茶同源:緑茶のがん予防効果について

図:緑茶にはがん予防効果があることが報告されている。緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートなどのカテキン類ががん予防効果の薬効成分と考えられているが、がん予防の目的でカテキンをサプリメントで摂取することの有用性については議論がある。64) 医茶同源:緑茶のがん予防効果について【緑茶を習慣的に飲んでいる人たちはがんが少ない?】茶を習慣的に飲んでいる人たちはがんが少ないことが知られています。例えば、緑 . . . 本文を読む
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63) 食品の三次機能と医食同源

図:食品には生体機能を調節する機能があり(食品の三次機能)、この食品の三次機能の研究から健康食品が開発されている。一方、中国医学では、食品や天然物の生体調節機能に古くから気づき、薬として利用してきた。63) 食品の三次機能と医食同源【漢方医学の基本は医食同源思想にある】食品には三つの機能があると言われています。それは(1)栄養の供給源としての機能(一次機能)、(2)色、味、香など嗜好を楽しむものと . . . 本文を読む
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62) ウコンは抗がん剤の効き目を強めるのか、弱めるのか

図:ウコンは熱帯地方に自生するショウガ科の植物で、その根茎は様々な伝統医療で使用される他、香辛料や染料としても利用される。ウコンに含まれるクルクミンには抗炎症作用や抗酸化作用やがん予防効果が報告されている。62) ウコンは抗がん剤の効き目を強めるのか、弱めるのか【ウコンはカレー粉やたくわんの着色剤として食品に使われている】ウコン(Curcuma longa)はインドや東南アジアなど熱帯地方に生えて . . . 本文を読む
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61) 細胞保護作用をもつ柴胡剤

図:ミシマサイコ(三島柴胡)は、山野に自生するセリ科の多年草で、夏から秋に小さな黄色の花が多数咲く。「ミシマ」は静岡県の三島地方で産出していたことに由来する。根が薬用に使用され、抗炎症作用や細胞保護作用が知られている。61) 細胞保護作用をもつ柴胡剤【柴胡(サイコ)とは】サイコ(柴胡;Bupleuri Radix)はセリ科のミシマサイコ(Bupleurum falcatum)の根です。ミシマサイコ . . . 本文を読む
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60) 心身一如と漢方:心が治癒力を左右する

図:心と体は密接に関連し、免疫力や回復力などの体の自然治癒力に影響する。期待感や暗示など気持ちの持ち様を変えるだけでも自然治癒力は高まる。60) 心身一如と漢方:心が治癒力を左右するある医薬品の効き目を確かめるためには、「試験薬(本物)」と「試験薬に外見を似せた効果のない成分(偽薬)」を、被験者に判らないように服用してもらい、試験薬の効果が偽薬の効果よりも高いことを示す必要があります。偽薬を「プレ . . . 本文を読む
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