図:赤ぶどうやブルーベリーや赤ワインに含まれるレスベラトロールの寿命延長効果や抗がん作用が注目されている。
222)レスベラトロールの抗がん作用
【レスベラトロールはフィトアレキシンの一つ】
植物は、外敵(病原菌など)や過酷な外的環境(紫外線や熱や重金属など)に打勝つために、様々な生体防御物質を合成しています。そのような成分が、人間の病気の予防や治療に役立つ場合があり、これが、漢方薬やハーブの . . . 本文を読む
図:モリンガは熱帯から亜熱帯に自生するワサビノキ科の樹木。その葉はビタミンやミネラルや蛋白質などの栄養素が極めて豊富で、さらに抗がん作用をもつ成分も見つかっている。動物実験で抗がん剤や放射線治療の副作用を軽減する効果も報告されている。
221)フィトケミカルと栄養素の宝庫「モリンガの葉」
【植物に含まれるフィトケミカルと栄養素】
漢方薬は、生薬(=薬草)に含まれる成分の薬理作用によって薬効が得 . . . 本文を読む
図 増殖因子と受容体の結合による増殖刺激や、炎症性サイトカインや酸化ストレスなどの刺激によって、RasやRafやMAPキナーゼ(MAPK)などのセリン-スレオニンキナーゼがカスケード状に活性化され、その結果細胞増殖や血管新生が起こる。このような細胞増殖のシグナル伝達の経路を阻害すると、がん細胞の増殖を抑制し、アポトーシス(細胞死)を誘導することができる。
220)細胞増殖のシグナル伝達を阻害する . . . 本文を読む
図:白花蛇舌草や夏枯草などに含まれるウルソール酸やオレアノール酸などの五環系トリテルペノイドは、上皮成長因子受容体(EGFR)や分裂促進因子活性化蛋白キナーゼ(MAPK)の活性化(リン酸化)を阻害して、がん細胞の増殖阻害や、アポトーシス抵抗性や血管新生の抑制など様々な抗がん作用を示す。
219)五環系トリテルペノイドの抗がん作用
トリテルペノイドとは、5個の炭素からなるイソプレン単位が6個結合して . . . 本文を読む