図:がん細胞は遺伝子変異やタンパク質の糖鎖異常によってできた異常タンパク質(①)が小胞体に蓄積して小胞体ストレスを引き起こす(②)。小胞体ストレスが強度になるとアポトーシス(細胞死)が誘導される(③)。異常タンパク質はユビキチン・プロテアソーム系(④)やオートファジー・リソソーム系(⑤)で分解されることによって小胞体ストレスは軽減される。2-デオキシグルコースは糖鎖異常の糖タンパク質を増やして小胞 . . . 本文を読む
図:抗がん剤は中枢神経系(脳と脊髄)と末梢神経系(運動神経、感覚神経、自律神経)の両方の神経細胞にダメージを与えて様々な症状を引き起こす。抗がん剤による神経障害を軽減する補完医療として、カンナビジオール、アセチル-L-カルニチン、R体アルファリポ酸、メラトニン、漢方薬、ビタミンB製剤などが利用されている。これらは様々なメカニズムで抗がん剤による神経障害を予防・軽減する。さらに、これらはいずれも抗が . . . 本文を読む
図:(左)Δ9-テトラヒドロカンナビノール(THC)はカンナビノイド受容体CB1の強力な部分アゴニスト(partial agonist)で、CB1受容体を活性化する作用が大麻摂取の主な向精神作用に関与する。(右):カンナビジオール(CBD)は CB1のネガティブ・アロステリック・モジュレーター(negative allosteric modulator)であり、CB1 受容体に結合して . . . 本文を読む