383)寿命を延ばすがん治療(その③):ラパマイシン(2)

図:哺乳類ラパマイシン標的タンパク質複合体1(mTORC1)の活性亢進は、分裂している(細胞周期を回っている)細胞に対しては、増殖や成長を促進する。一方、細胞分裂を停止したG0期の細胞に対しては老化した細胞(分裂能を完全に喪失した細胞)への移行を促進する。成長期にはmTORC1の活性化は成長を促進するので有用であるが、成長と生殖が終了した後はmTORC1の活性亢進は老化とがん化を促進して、様々な老 . . . 本文を読む
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