古代の人達の眉はどうあったのでしょうか。これをどうこうしようとするわけにもいかないと思うのですが、今と同じように、その顔の形に合わせて長く見せたり太く短く見せたりと、特に、女性には大変な気の使い方をしたのではないかと思えるような記録が見えます。これも日本書紀からですあが、神功皇后の巻に、次のような記事が見えます。
“則如美女之睩而金銀多之眼炎國”
{美女の睫毛のような金銀がいっぱいに輝く眼ような国}
この中の「睩」と言う字です。漢和辞典にもありません、「まよびき」または「まゆびき}と、この字を読ますと、「書紀」の解説書には出ております。ちなみに、「まよびき」とは、広辞苑で見ますと「眉墨で眉を長くひくこと」とあります。神功皇后の時代には、既に、美女の要件の一つに睫毛が長いことが、その風習としてあったのではないかとこの文章から分かります。
どうでしょうか?????「時代」は、当時と15000年位経過しているのですが、その風習に現代と比べてどのくらい違いがあると思われますか。全く同じことが今も若い女性の間で続いているように80歳の老人には思われるのですが(電車の中での風景から)、どうでしょうか。この事からでも考えられるのですが、「美しい」という人間の持つ概念は、「時」を超越した、普遍的な感情といいましょうか、人類の持つ共通な美的感覚思考は不変なのではないかと思えるのですが??????????????????。