応神はその美しい近淡海<アフミ>の乙女に対して
「あなたは大変美しいお方です。是非、私の妻になってください。」
と単刀直入に言えばいいものを、上代の男性は、女性に対して愛の思いを告げるには、まず、歌を歌って相手に伝えるのが礼儀だったのでしょうか、この場合にも、長々と口に出して即興でその思いを歌にして相手に伝えております。
歌が歌えない男性は女性には、決して、もてないのです。。鉄幹ではないのですが、「妻をめとらば才長けて・・」の大変な教養の持ち主でなくてはだめなのでした。その証明がこのジンムの歌に表れているのです。「よくもここまで」と思うほどの、これでもか、これでもか、というぐらい、ああでもない、こうでもない、とあまりその女性の美しさとは関係ないようなことを歌に読み込んで、その思いを口にしながら、これだけ深くあなたのことを思っているのですよ、と歌にして訴えかけています。
それがこの時のジンムの歌です。果して何のために歌っているのかわからないような「姿勢がどうの、歯がどうの、黛がどうの」と前歌がしきりと続きます。そして、その歌もほとんど終わってやっと本音が口からほとばしります。それが
”迦母賀登・・・・・迦久母賀登・・・・・”
です。<カモガト・・・カクモガト・・>。「とにも・・・かくにも・・・」「どうこういっても、とにかく」です。
それからままたもや難解語句が並びます。それが
“宇多陀気邇<ウタダケニ>”
です。さて、これをあなたならどう解釈されますか???
「あなたは大変美しいお方です。是非、私の妻になってください。」
と単刀直入に言えばいいものを、上代の男性は、女性に対して愛の思いを告げるには、まず、歌を歌って相手に伝えるのが礼儀だったのでしょうか、この場合にも、長々と口に出して即興でその思いを歌にして相手に伝えております。
歌が歌えない男性は女性には、決して、もてないのです。。鉄幹ではないのですが、「妻をめとらば才長けて・・」の大変な教養の持ち主でなくてはだめなのでした。その証明がこのジンムの歌に表れているのです。「よくもここまで」と思うほどの、これでもか、これでもか、というぐらい、ああでもない、こうでもない、とあまりその女性の美しさとは関係ないようなことを歌に読み込んで、その思いを口にしながら、これだけ深くあなたのことを思っているのですよ、と歌にして訴えかけています。
それがこの時のジンムの歌です。果して何のために歌っているのかわからないような「姿勢がどうの、歯がどうの、黛がどうの」と前歌がしきりと続きます。そして、その歌もほとんど終わってやっと本音が口からほとばしります。それが
”迦母賀登・・・・・迦久母賀登・・・・・”
です。<カモガト・・・カクモガト・・>。「とにも・・・かくにも・・・」「どうこういっても、とにかく」です。
それからままたもや難解語句が並びます。それが
“宇多陀気邇<ウタダケニ>”
です。さて、これをあなたならどう解釈されますか???