聖明王より献まつられた仏教に「欽明」は”歓喜踊躍<ヨロコビ ホトバシル>”して、この法<ノリ>をどうしようかとそこらにいる臣下に尋ねられます。すると、蘇我稲目は「豈に獨り背かむや。」と賛成します。しかし、物部尾輿<オコシ>や中臣鎌子<カマコ>たちは、こぞって言います。
「本朝は神の国ですから昔からわが国に伝わる多くの神がいますので、今更、異国の神を拝むと本朝の神は怒ってどのような仕打ちをされるかわかりません。だから、そんなものを拝することはいけません。反対します。」
と。欽明は、「それもそうだな・・・・」と、国として受拝することはせず、聖明王から送られて来た仏像などを賛成した稲目に給わります。稲目は喜んでそれを家に持ち帰り、自分の家を寺に改造して「向原寺<ムクハラジ>」として、仏像などを安置して伽藍にします。
さて、それからいくばくもなく、急に世の中に疫病がはやり多くの人が死にます。物部尾輿などは、
「それみなさい。いわんことじゃない。これは仏様を稲目がお寺まで建てて祭ったための神様の怒りだ。」
と言って、向原寺に安置していた仏像を難波堀江へ捨て、寺を焼き捨ててます。さらに、それから程なく皇居も焼失してしまいます。
なお、この厄病は、今はやりのコロナではなく、ものの本によると「疱瘡」だったそうです。
でも、これ以後、我が国に伝わった聖明王の仏教はどうなったのでしょうかね。消滅してしまったのでは????それにしても・・・・
そこら辺りのことをもう少し明日にでも・・・
「本朝は神の国ですから昔からわが国に伝わる多くの神がいますので、今更、異国の神を拝むと本朝の神は怒ってどのような仕打ちをされるかわかりません。だから、そんなものを拝することはいけません。反対します。」
と。欽明は、「それもそうだな・・・・」と、国として受拝することはせず、聖明王から送られて来た仏像などを賛成した稲目に給わります。稲目は喜んでそれを家に持ち帰り、自分の家を寺に改造して「向原寺<ムクハラジ>」として、仏像などを安置して伽藍にします。
さて、それからいくばくもなく、急に世の中に疫病がはやり多くの人が死にます。物部尾輿などは、
「それみなさい。いわんことじゃない。これは仏様を稲目がお寺まで建てて祭ったための神様の怒りだ。」
と言って、向原寺に安置していた仏像を難波堀江へ捨て、寺を焼き捨ててます。さらに、それから程なく皇居も焼失してしまいます。
なお、この厄病は、今はやりのコロナではなく、ものの本によると「疱瘡」だったそうです。
でも、これ以後、我が国に伝わった聖明王の仏教はどうなったのでしょうかね。消滅してしまったのでは????それにしても・・・・
そこら辺りのことをもう少し明日にでも・・・