会話型ロボが活躍
患者の社会参加や高齢者の相手
離れた場所にいる人と会話したり、病気の子供が自宅にいながら授業に参加したり。ベンチャー企業(VB)が家庭や教育の現場に溶け込む会話型の卓上ロボットの開発を加速しているという。連携先を大手企業や技術力のある中小企業のネットワークにまで拡大し、事業基盤の確立を急ぐ。
例えば、「ボッコ」は、ロボット開発VBのユカイ工学(東京・新宿)が開発。
スマホと連動して文字を音声に変換、音声の伝言を送信したり、遠隔から自然に会話ができる。価格は約3万円。ネットなどで販売し、利用者は数千人いるという。
・東京都三鷹市のオリィ研究所が開発している対話ロボット「オリヒメ」は学校や病院で活躍する。
カメラとスピーカーを内蔵し、利用者はパソコンやスマホで遠隔操作。オリヒメの近くにいる人と会話できる仕組。ロボットを法人に貸し出すことが特徴。月額3万円からのレンタル料金で安定した事業基盤を築き、利用者の幅を広げているという。
これらロボットVBを支えているのは、やはり中小のモノ作り企業だ。
町工場が立ち並ぶ東京都墨田区。オリヒメは、浜野製作所が製作した。VBの有望性を見極めて出資し、積極的に支援する。同社の浜野慶一CEOは試作品づくりに際してほかの町工場も巻き込んだ。それぞれに強みがある中小企業のネットワークを活用しながら、VB支援で墨田区を元気にしたい考えだ。
大手企業もVBを中心にした開発の輪に入っているというから、これからどこまで会話型ロボの開発が加速するのか、興味津々。日本の中小企業を元気にする柱になり得るのではないだろうか。
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