全国大手企業のLED照明を利用した野菜栽培
鹿児島でもLED利用のトマト栽培に参入する企業が出てきた。
LED照明を使って野菜や果物を量産する、いわゆる「植物工場」の開発・参入をする企業が、建設企業や素材業種の企業で動きがでてきている。
大成建設は、生産効率の高い野菜の試作設備を自動車用照明大手のスタンレー電気と共同で商品化し、昭和電工はベンチャー企業と組み、光源を全てLEDにした工場を開発したとのこと。光熱費や利用スペースを効率化できるLEDの調達費用が低下したためで、野菜工場の普及に弾みがつくのか注目される。
この他にも、丸紅が大阪本社内で高級野菜を栽培する工場を、大野屋が自社の植物工場でサラダ用野菜を、三井不動産が千葉県内でレタスなどを栽培する工場を開設するなど。
鹿児島でも、南さつま市にある鹿児島高槻電器工業が、LEDを使いトマト栽培に乗り出すとのこと。当社はもともと半導体の工場で、シャープのLEDの受注企業であるが、その技術を使っての農業参入である。
「社員の活気を取り戻し、明るい話題を提供したかった」と、山崎社長がコメントされているが、京都からの進出企業として、農業県鹿児島での農業参入は、県内での他社の農業参入と違い、「植物工場」としての参入であり、今後の鹿児島の農業形態を変えるものになるのか、注目される取り組みである。
トマト水耕栽培施設(鹿児島高槻電器)
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/
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