水ビジネスは本当だろうか。
「水」という素材そのものは日本は強いと言われている。
水資源ビジネスは、2025年に100兆円、日本の技術が世界へ拡大すると東京の業界紙の社長は講演で力説された。総合商社の世界戦略のコアは今や水資源ビジネスだと。
今、そのターゲットとされるのは中国であり、工場排水の処理に悩むだけでなく、飲む水も足りない。と言われる。確かに、2年ちょっと前に中国を訪問し、北京や上海のホテルでの水は飲めなかった。それも、ホテルのレベルは悪くない大型ホテルで、ペットポトルの水しか飲めない。これがまだ中国の水事情だ。
双日、伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅など多くの投資計画が続出しているようだ。中国以外でも大型案件が目白押し、三井物産はメキシコで日量360万トンの下水処理場建設を800億円で決定、単一処理場では世界最大。伊藤忠商事は、オーストラリアで2800億円を投じ、大規模な海水淡水化プラントを建設する。
海水を真水に変える淡水化技術のコアとなる素材は逆浸透膜だが、東レ、旭化成、日東電工の3社で世界シエアの60%を持っ。帝人は排水リサイクルのトータルサポートビジネスを繊維で培った技術を応用する。企業だけではなく、東京都や大阪府も水システムを東南アジア等に売り込む。
これから日本の水ビジネスが注目される。
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