政権交代なった今、強く関心を持っていることがあります。その1つが「慰安婦」問題の解決です。
昨日25日、大阪府下では2つ目でしょうか、泉南市議会が「『慰安婦』問題に対する国の誠実な対応を求める意見書」を決議したそうです。国会ではすでに野党が多数を占める参議院で、問題解決の促進法案が8回も提出されてきましたが、いずれも審議未了で廃案になっています。
鳩山首相は国連演説で、東アジア共同体の構築を表明し「日本は過去の誤った行動に起因する歴史的事情もあり、この地域で積極的な役割を果たすことに躊躇があった」と語り、今後は「歴史を乗り越えてアジアの国々の『架け橋』となる」と話しています。東アジア共同体、結構なことじゃないですか。
でもここで気になるのが、東アジア共同体実現に向けての課題の1つとしてこの「慰安婦」問題の解決というものを認識しているかどうかということなのです。どうもこの点が気になります。
8回の法案提出は民主党が中心になって進めてきたと思いますから、ならば普通に考えればその民主党中心の政権が出来た今、当然、法案が参議院はもちろん、衆議院でも提案されて可決されるという希望が広がっている、高齢となって今なお苦しんでいる元「慰安婦」被害者たちへの何よりの贈り物になると考えるのですが、どうなんでしょうね…。
もちろんそこへ向けた世論の高まり、運動が必要なのはそうなのですが、ホントにやってくれる決意、思い、気概があるのかどうかです。