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ネットもいいけど、やっぱり機関紙活動(紙媒体)は大事やね!

2015年02月14日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

昨日は機関紙協会大阪主催の第41回年末・新年号コンテストの「審査発表と紙面批評の集い」でした。

機関紙編集者という仕事は、日頃なかなかスポットが当たらない縁の下的内容なので、こういう集まりはとても大事だと思っています。

お互いに学び合い、そして褒め称え合う元気の出る集まりになりました。

上位入賞紙誌は写真の通りですが、今回初めて機関紙協会理事長賞に輝いた『徳島建労』の編集者氏も遠路はるばる徳島から駆けつけていただきました。

その受賞紙は1面トップがカラー写真を非常に大胆にレイアウトしインパクトのある紙面で、それを支える集団編集態勢の魅力が全ページから溢れていました。

また全日本年金者組合高槻・島本支部の機関紙『年金者高槻・島本』は、こちらも集団編集態勢はもちろんですが、毎回とてもたくさんの読者が紙面に登場し日頃の活動の豊かさが全面から感じ取れるのです。毎号1面に描かれる「北摂百景」の絵も大きなアクセントになっています。

大阪府歯科保険医協会の『大阪歯科保険医新聞』は、戦後70年を迎えた今年を紙面全体を貫くテーマに設定したことが審査員の高い評価を得ました

集いでは他にも、最近創刊5万号を迎えた「毎日新聞」の話もでていましたが、日刊紙で15000号に迫らんとする『堺市職労ニュース』のことや、毎朝街頭で配布している手書き新聞100号分をとじ込み冊子にして2000部印刷、そのうち900部を地域に配布している和泉市議会の早乙女議員の活動など、すばらしい機関紙活動がいくつも紹介されました。

労働組合組織率20%以下というなか、ネットの普及により、紙媒体の機関紙を発行しなくなった労働組合もありますが、やはり機関紙は組織活動の中心的存在です。

今回のコンテストに参加した機関紙の総発行部数は約80万部。神戸新聞のABC部数(2014年4月)が約58万部、京都新聞が約49万部(同)であることを考えればどうでしょうか。

それが大阪エリアだけでなく、全国のそれぞれのエリアで同じような機関紙活動が行われているとするならば、その影響力はとても大きのではないかと思います。

最後に少し話が飛躍しますが、大手マスコミの安倍政権批判がほぼ壊滅状態になってるという話を先日聞きました。今現在はテレ朝の「報道ステーション」が攻撃にさらされ、あと残ってるのがTBSの「サンデーモーニング」ぐらいだと言われているそうです。

当然ネットでもそのニュースソースを大手マスコミに頼っている限りにおいては、同じような状況があるわけですから、そうするとやはり機関紙・ミニコミの活躍が今こそ求められていることになります。

タブーのない機関紙・ミニコミによる世論形成が大事だとつくづく思います。

 

 

 

 

 

 

 

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