次の新刊は日本国憲法の源流という評価の高い私擬憲法の一つ、五日市憲法草案のガイドブックです。
五日市憲法草案については憲法研究者の間では以前から常識的なものとして知られていますが、一躍世間一般に知られるようになったきっかけが、一昨年の美智子皇后の誕生日におけるメッセージでした。
でも五日市憲法草案誕生の地がどこにあるのか知ってる人は少ないと思います。
東京都の西部、奥多摩や青梅市、八王子市、檜原村に囲まれた、旧秋川市と五日市町が合併してできたあきる野市がその地になります。
著者の鈴木富雄さんは地方議員を務めながら五日市憲法草案の保存に尽力され、現在は郷土史研究家として、さらには「五日市憲法草案の会」(略称:五憲の会)の事務局長として史跡案内や講演活動などをされていて、今、日本でもっとも五日市憲法草案に熱い想いを持っておられる方です。
この本をきっかけに五日市憲法草案が全国から注目され、より多くの方が日本国憲法の歴史的源流に関心を抱いていただければと思っています。