先日、「ずさんなマイナンバー」と「しんぶん赤旗」が報じた。
担当機構のカード発行数が大幅に遅れていて、それがシステム異常のためで、それを作った富士通に倍賞を請求するという記事だ。
マイナンバーに注ぎ込まれた初期費用はなんと3000億円で、そこから機構へお金が流れ、そしてIT関係企業へと流れている。すべて税金だ。その内容は全く闇の中。
それにしても政府のマイナンバー制度推進ロードマップでは「2016年3月に1000万枚、2019年に8700万枚」とあるが、現実はわずか636万枚(総務省担当者、2016年7月上旬現在)で全国民の5%にした交付されていない。ああ、なんと壮大な無駄であることか。
政府はこのロードマップでマイナンバーの可能性を夢物語のように示しているが、今現在、ほとんどの国民はマイナンバーの恩恵には預かっていないし、また必要としていない。
私の仕事でいえば、印税支払の申告関係で著者のマイナンバーが必要になった程度だ。
ということで黒田充さんの言われるように、この制度は「すぐに中止、再検討」すべしということですね。