元々、安倍政権に対しては、総辞職、総選挙を求めてきたわけだけど、それにしても感が強すぎる。
安倍首相の記者会見。はあ? 国難突破解散? 自ら作り出した己のそれこそ「不徳の致すところ」を、まるで国民に難題が襲いかかっているようにすり替えて解散とは、いったいどこまで国民を馬鹿にした態度だろうか!
おまけに、高等教育無償化のためには消費税を10%にしなければならないのでその賛否を問うと突然言い出し、北朝鮮問題については対話などせずに圧力一本で対応するので、それについても信を問うとも宣言した。もちろん口には言わないけど、9条自衛隊明記のこともある。
だいたい消費税を10%にしたら、消費はますます落ち込むし、さらなる貧困が広がることは疑いようがないことは誰しも実感していることだろう。こんなことになれば、私の知ってるシンママさんたちはますます日々の生活が困窮することは間違いないし、高等教育無償を享受するまでに倒れてしまう。国民が苦しむ増税なんかより、さんざんアベノミクスで儲けまくった超富裕層・大企業から出してもらった方が、件数も遥かに少ないのだから簡単でしょうに。

(画像はフォーブスより)
そして北朝鮮問題。安倍首相は、国民1人当たりGDPが日本の40分の1から50分の1の国に対して国連でキャンキャン、キャンキャン、スピッツみたいに声をあげていたが(スピッツには申し訳ないが)、それが世界から無視されていることは承知のはずで、それなのになぜ? アメリカと一緒に戦争をしたいのだろうか? もし選挙結果が出て信任されたと判断したら、そういう方向に突っ走るつもりなのか? だいたいこんなこと、国会で話し合えばいいことでしょう。
さらに国会解散って言うけど、 解散のための正当な理由がない。国会での追及逃れと政権維持という党利党略的解散でしかなく、憲法学者からも法の下の平等を侵害する「首相の重大な憲法違反」解散だと批判されている。私たちはこの点も考えて投票するべきだろう。
ということで、総選挙は確定なので、受けて立つしかないわけで、野党と市民の共闘路線をいかに広げていくか、そこに期待しつつ、大したことはできないけど自分なりに取り組みたいと思う。