次の新刊は、いま大きな問題になっている健康保険証の廃止について黑田充さんに書いていただきました。
岸田政権はが2022年6月に医療機関等に対しオンライン資格確認の導入をこの4月から義務付けることを閣議決定し、これによりマイナンバーカードの健康保険証としての利用がにわかに注目されるこになりました。そして河野デジタル大臣は2024年秋に保険証を原則廃止すると発表しています。さらにこれをめぐる動きでは、資格確認証の有料発行とか、岡山県備前市では子どもの給食費や給食費無料化対象者をカード取得者に限定するといったようなとんでもない動きがあります。いま一度、あらためてマイナンバーカードの目的について学び合うことが必要です。
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マイナンバーカードの健康保険証としての利用はカードを普及させるためではない。背景には国民の医療情報を利活用するための仕組みを構築する大きな狙いがあり、健康保険証としての利用は、カードが様々な免許や資格を証明する万能身分証に化ける入口に過ぎない。オンライン資格確認の義務付けや保険証廃止に反対しこれを跳ね返すには、政府の思惑を正しく知ることがまず必要だ。
・著者 黑田充
・判型/頁数 A5判ブックレット/112頁
・定価 1320円
・出来 2月28日
・書店発売 3月10日
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