7月5日(水)
雨が上がり再び猛暑一日が始まる。久ぶりににゃんこ通りから駅に向かうが、暑さのためかにゃんこたちの姿が見えない。
本日の出荷は、Amazon、集会販売、通販。集会販売が復活しつつあるが、ここにきてまた感染者が増えてきている。わが社の場合、集会販売の売上は大きいので早く収束に向かってほしいのだが。以前に提案のあった企画について出す方向でと返信、先方の対応を待つことにしよう。印税支払い案内メールを1件送付。
溜まっている返品の整理作業を小一時間ほど。新刊を出すのはいいけど、とにかく返品が多いし、返ってくるのが早い。新刊委託出荷して早ければ1カ月後には返品が届き始めることもある。毎日全国で200点~300点の新刊が次々に出るわけだから、書店が減り売り場スペースが限られている下、書店店頭では1週間置いて動かない本はところてん式にどんどん弾かれていく。悲惨!!
作業を終えて夜の集会販売のための釣銭用意で三井住友銀行へ両替に行く。どうもあの両替機の使い方が苦手なんやな、と思いつつ、機械の指示にしたがってキャッシュカードを差し込みお札を2枚入れ、1枚は千円札に、1枚は500円硬貨を指定しようとするがおかしい。1種類しか指定できないではないか! うーん、なぜだと思いながら同じことを2回繰り返すが、うまくいかない。後ろには人が並んでいるので、焦りながら呼び出しボタンを押す。しばらくして行員さんがやってきて説明してくれた。なんと、今はキャッシュカードの両替機では1つの金種を10枚までしか両替できないとのこと。それを超える両替は窓口に行きナントカカントカ……。結局、窓口で手数料770円を払い両替はできたのだが、両替機専用カードが必要だとか、それを作るには銀行印が必要だとか、高い手数料とか、なんか納得できないまま後にする。
平井美津子さんから『生きづらさに向き合うこども』について、望月衣塑子さんのAMAZON EXCLUSIVE JAM THE WORLD - UP CLOSE に出演、この本について語り合ったとのメッセが届く。さっそくチェックすると、おお、約40分間あまりの時間、望月さんからの結構深いツッコミで、本の内容がより深く聴取者の方たちに理解してもらえたのではないかと思う。ぜひ聴いてみてほしい。
夕方、本をリュックに積み込み外へ出る。まずは堂山町のデータ屋さんへ立ち寄り支払いを済ませる。そしてすぐ近くのライブイベントホールのラテラルへ向かう。「7.6 [Wed] 『だまっとれん 河井疑惑 まだ終わっていない』刊行記念――やっぱりだまっとれん「政治とカネ」のオンライントークイベントだ。上脇博之さんと打合せ中の若いオーナーさんに挨拶。関西大学出身だそうで、期せずして3人の関大OBの顔合わせとなった。イベントは19時から20時半ごろまで、広島の河井疑惑をただす会の山根さんと上脇さんの対談風に進んでいった。
561人という多くの人が告発人に名を津連ねたことが何よりも大きい力になったこと、広島以外にも京都、奈良、山口ほか各地でも「政治とカネ」事件は起きているが、それを「ああまたか、いつものこと」と悪慣れせずに地元が立ち上がることが大事、ただす会の運動が全国にも影響を与えていること、まだまだこの事件には明らかになっていないことがたくさんあること、今後の取り組みなどが語られていった。思うに、この大買収事件の原資は政党助成金、つまりは国民の税金なのだから、主権者として鋭く監視するのは当然のことで、私たちが一つひとつのことに声を上げていかなければ、このどうしようもない政治は決して良くならないと、参議院選挙を目前にして再認識することとなった。