12月2日(月)~6日(金)
与野党逆転の国会開会、韓国の非常戒厳騒動などいろいろあった先週だったが、私にとってはなんと言っても今年の流行語大賞トップ10に「裏金」が選ばれ、上脇教授が受賞あいさつしたことがうれしい出来事であった。オンラインであいさつした上脇教授は、「受賞者は私よりも90人の裏金議員や刑事告発のきっかけになったしんぶん赤旗日曜版の記者さんなどがいいのではないかと」悩みに悩んだ末に、「流行語となったのは、多くの国民が生活が苦しい中で、なぜ政治家が起訴されないのか怒りを感じられた方が多かったと考え、怒りを抱いておられる国民の皆さんの代表者としてお受けする」と自分に言い聞かせたとのべた。ちなみに年間大賞には「ふてほど」というドラマ名が選ばれた。確かにこのドラマも面白かったが、広く国民の中に行きわたった言葉としては「裏金」の方がその認知度は上回っていたと思う。まあしかしそこは、まさか「裏金」という言葉を大賞にするわけにはいかなかったのではないか、何か事情があったのではと勘ぐってしまうのだが。
さてこの週は、新刊『アイヌ語を話してみよう!先住民族アイヌを学ぶⅢ』が出来し、関連仕事があれこれと進んでいった。また次の本『ケアがつなぐ連帯 シングルマザーの声が届く社会をめざして』が校了、印刷入稿となった。こちらは来週末出来の予定となり、これで今年の出版はおしまいとなる。
また今週は珍しく、3点もの既刊書の重版話も持ち上がってきた。ありがたいことで、こちらは年明けの仕事になっていく。