次の新刊は、原水爆禁止世界大会起草委員長を務めてらっしゃる冨田宏治先生のブックレットです。ロシアのウクライナ侵略以降、日本国内で強まっている戦争への危機感。特に政権からは「核共有」「敵基地攻撃」などの言葉が発信され、ミサイルにはミサイルを、そして核には核をとの声が国民の間にも広がっています。専守防衛などはどこかに飛んで行ってしまった感のある現在ですが、平和への希望は何としても探っていきたいと思うのです。
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人間の命をどう考えるのか。ロシア・プーチンの戦争犯罪に便乗して世界で唯一の核被爆国に現れたのは、火事場泥棒的な「核には核で対応」という「核抑止力」論であり、それを突き詰めた先には核戦争しかない。わたしたちは「核抑止」論を乗り超えることができるのか。それは「人間の尊厳」をめぐる私たちのスタンスにかかっている。
・著者/冨田宏治(とみだこうじ)
・判型・頁数/A5判ブックレット 100頁
・定価/本体900円
・書店発売日/11月25日
・ネット書店で予約受付中/Amazon 楽天ブックスほか