今日は『ケアマネ白書』(よりよい介護をめざすケアマネジャーの会編)を書店向けに委託出荷しました。18日に取次搬入で20日に店頭入り予定です。
送り出す本は我が分身みたいなもんですが、いつも新刊出荷は、どうかもう帰ってこないでねと、強く願いを込めて送り出しています。刷りこまれた文字たちよ、紙たちよ、与えられた任務を最後までまっとうせよと、そして役目を終えた最後は野垂れ死にしてもいい、どこかの家の本棚の奥に埋もれてもいい、はたまた古本屋さんに流されてもいい、あるいはどこかの山羊に食べられてもいい…とにかく帰って来ないで!と。
でもやはりどう転んでも、店頭での闘いに敗れて帰ってくるものが出てきます。早いものだと1週間で帰ってくるのです。(早ー!!)よほどここ(わが社)が恋しいのでしょうか? まあ仕方がないので暖かく迎え入れてやって(おー、よしよし)、次の出番がくるまでゆっくりと休ませてあげます。
でもそうして再び出番がやってくるものはいいのですが、なかなか時代は厳しい。再び永遠に世の出ることのないまま、短い人生を終えていった本がどれだけあることでしょう。積み上げればその高さは富士山の高さの何倍にもなるかも知れません。振り返れば、まさに本たちの怨念が渦巻いている、そんな世界です~。嗚呼、恐ろし也!!出版業…。