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多喜二の火を継ぐ~2011年大阪多喜二祭に行く

2011年02月27日 | 編集・営業ふらふら雑記

 クレオ大阪東で行われた「2011年大阪多喜二祭」に行ってきた。

 第1部は多喜二が愛した音楽をテーマに、合田清さんのピアノ演奏、樋口さんの朗読、ケイシュガーさんの歌が披露された。最後の「多喜二へのレクエイム」は何度聴いてもいい。

 第2部は石川康宏さん(神戸女学院大学)の講演「小林多喜二の生き方と”現代の探究”」であった。以下、聴きながらこれはなるほどと思った部分の私的メモを後日のために貼り付けておく。

・多喜二に何を学ぶか。変革者として生き方、それ自体。現代を生きる我々。
・変革者としての自分の仕事。変革者としての編集者であることが必要。
・その生き方を現代で我々はちゃんと受け継いでいるのか?
・多喜二を現代の中で創造的に読み、どう生かすか。
・多喜二の最初の飛躍。貧さの仕組みに目を向けるようになる。作品に投影されていく。
・執筆依頼がどんどん来るが、今自分は何を書くべきかをまず、考えながら執筆活動を進めた。
・第2の飛躍。時代を総括、個人を発展・成長の中でとらえる、屈しない連続した中で捉えること。
・時代があり、多喜二が書き。それを出す出版社がいて、それを読む読者がいた。
・常に前に前に進んでいこうという意欲の人。
・革命家として、小説家として人生を統一しながら生きてきた。
・憲法が出来て60年以上も経つのに、なぜ簡単に「自己責任」論がはやるのか?
・ヨーロッパ社会と日本社会の違い
・社会のあり方のついての思想が必要。
・自己責任でいいという考えをどう乗り越えていく。そのための思想が必要。
・自己責任論が生まれる歴史的、思想的背景。

・東アジア諸国と付き合おうとするならば…。
・従属する中での衰退に直面している日本という国。

・(大阪都構想などについて)デカくなるばかりで我々に何いいことがあるのか?これまでいいことがあった事はない。

 


 

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