昨日は夕方、降ってるのか降ってないのかはっきりしない天気の下、トボトボと疲れた体を引きずりながら中之島公会堂の総選挙関係の集会へ出向きました。座席は前から2列目の左の端っこです。なので舞台を右斜め前方に見る感じです。
すぐ前の席には時々電話をいただく関係後援会幹部の方の後頭部が。おっと、出来るだけ気付かれないように視線を避けながら、団扇を片手に下を向いて開会まで雑誌を読んでいました。(笑)
さて開会後すぐに3名の候補者の挨拶があって、そのあといつもJR野田駅前の朝宣伝で見慣れた福島区選出の大阪市会議員、清水ただしさんが挨拶されました。
はじめ何で舞台上に座ってはるんかなあと思ったらそういうことだったんですね。来年の参議院選挙の大阪選挙区から立候補されることになったのでした。
その清水さん、先日の大阪府庁での記者会見後、記者の人たちに印象を尋ねたところ「共産党らしくない、明るい、若い、おもしろい…」など言われたそうです。「ということは、普段共産党は、暗い、高齢、堅い…というように思われているんですかね」と話す清水さんに会場は大笑いです。
まったくユニークな人物が候補者になられました。バナナの叩き売り講釈のお兄ちゃんから国会議員へ。来年の参院選もなんだかおもしろくなりそうです。
さて本題の総選挙については、中央委員の方が来られてお話されました。以下、自分なりに解釈してなるほどと思った点、いくつか…です。
・先の東京都議会選挙結果は、自公政治に代わる新しい政治を求める動きが国民自身の行動によってはじまったことを意味する。別に民主党がその行動を呼び起こす力になったわけではなく、都民自身が一人ひとりの判断で動いたということ。それが大事。
・この動きは2年前の参議院選挙のときからすでに始まっていること。すなわち2年前の参院選の比例代表の東京での得票と今回の都議選の得票を比較すると、自公226万→220万、民主230万→230万、共産55万→71万というように政党間の力関係に変化が出てきていること。
・総選挙は完全に自公政治を終わらせる決定的な審判を下す機会となること。もはやかつてのような体をなしていない自民党の今を見るとき、それは明らか。とにもかくにも自公政権の延命をやめさせる、そこに総選挙の第1の意味がある。
・そして自公政権が終わりそれに代わって民主党を中心にした政権ができること。これは確実なことだが、ではその新しい政権はいったいどんな政治をするのか。民主党は政権を取って何をしようとしているのか。民主党の政策は国民の望む政策なのか、自公政権が進めてきたどうしようもない政治を国民の立場に立って大きく変えてくれる政治なのか。その中身を問うことがとても大事になってくる。そして民主党がダメなら、じゃあどういう道があるのかそれを示して選んでもらう、そういう選挙にしないといけない。
具体的な実践上のこともいろいろお話はあったのですが、まあ、それは別に任せるとして、振り返ればわが人生50年というか51年ですが、意識するしないにかかわらずこの国はずっとアメリカの影響下、従属状態にあるんですね。軍事的なことはもちろん、ほかのいろんなことでも。
アメリカの顔色をうかがってばかりの政治が行われてきて、その政治のもとで生きてきてるんですから、なんかそれが当たり前になっているんでしょう。飼い慣らされてきたというか…。
でも、もういい加減に、それでいいのかっていう段階に来ていると思うのですが、どうでしょう? 私は想像したいです。アメリカの従属状態から抜け出した日本について。イメージしたいです。私たちにはその想像力が必要なのではないか。ホントにもういい加減っていう感じです。
アメリカも大統領が変わりました。核兵器廃絶を口にする大統領です。来年は日本のアメリカ従属状態50周年です。昨日の『朝日』夕刊によると、その50年を機に日本側から日米同盟の意義の再確認をしたいという提案があって(誰が提案したんでしょう? 余計なおせっかいをする人がいるもんですね)、それに対して「それはグッドアイデアだ」と米国務次官補が答えたそうですが、あきれるばかりです。悲しいですね。
というような意味からも今度の総選挙は考えたいと思ったのでした。ハイ!